【NHKマイルC(G1)】 1)人気上位

【NHKマイルC(G1)】
1)人気上位と下位で二分
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【5.1.0.4】。昨年のカレンブラックヒルら近3年をはじめ5勝と勝ち切る傾向にある。2番人気馬は【1.1.0.8】で05年のラインクラフトが勝利。3番人気馬は【1.2.2.5】で06年のロジックの1勝だが、複勝率は1番人気馬に次ぐ50％と高い。上位3番人気までで7勝だが、その他の3勝はいずれも9番人気以下。07年には17番人気のピンクカメオが勝利している。

2着馬も上位5番人気までで8頭を占めるが、その他の2頭は9番人気以下。3着馬は3・4・6番人気馬が2頭ずつで、他の4頭はいずれも13番人気以下の人気薄だった。このように、1ー3着はいずれも人気上位と下位で極端に二分される結果となっている。

2)栗東所属馬が圧倒的優勢
過去10年の出走数は美浦所属馬が全体の40％の72頭、栗東所属馬が60％の108頭。成績でみると、美浦所属馬が【1.2.5.64】で勝率1.4％、連対率4.2％、複勝率11.1％。一方、栗東所属馬は【9.8.5.86】で同8.3％、同15.7％、同20.7％で大きく上回っている。

栗東所属馬は07年を除いて毎年3着以内に2頭以上入っており、昨年は1着カレンブラックヒル、3着クラレント(15番人気)が該当。対する美浦所属馬の優勝は07年のピンクカメオのみ。昨年はアルフレード(3番人気)が2着に好走した。

3)距離短縮馬が好成績
前走距離別成績は、出走頭数が一番多い1600m組が【6.4.3.72】。頭数が多い分、勝率・連対率・複勝率ともそれほど高くはないが、この組の3着以内馬13頭中5頭は二ケタ人気馬。単勝回収率・複勝回収率ともに100％を大きく超えている。

1800m組は【2.3.1.9】で勝率・連対率・複勝率いずれもトップ。10年のダノンシャンティら2勝をあげ、近5年でも1頭ずつ3着以内に入っている。また、2000m組も【2.3.3.28】で昨年3着のクラレントらが好走し、複勝率22.2％。これら距離短縮馬が好成績を残している。

対して、距離延長馬は不振。1200m組は【0.0.1.16】、1400m組は【0.0.2.24】でともに勝ち星がなく、3着までだ。

4)NZT組は重賞での連対経験が必須
前走レース別成績では、出走頭数が抜けて多いNZT組が【4.3.3.57】。昨年優勝のカレンブラックヒルら3着以内馬10頭は最多だが、率にするとそれほど高くはない。この10頭のうち9頭まで重賞での連対経験があった。
毎日杯組は【4.1.0.4】で04年のキングカメハメハら最多タイの4勝。同組の連対馬5頭中4頭は毎日杯で2着以内に入っていた。 桜花賞組も少数ながら【2.1.0.4】。05年のラインクラフトら2勝2着1回と健闘している。勝ち馬はすべて上記3レースから出ていた。

他では皐月賞組が【0.3.2.25】。3着以内馬5頭はすべてNHKマイルCで4番人気以内に支持されていた。スプリングS組は【0.2.0.3】で09年のレッドスパーダら2頭が連対。複勝率40％で要注意だ。

By JRA-VAN様

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