【スプリンターズS(G1)】1)連対馬

【スプリンターズS(G1)】
1)連対馬の多くは6番人気以内
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【3.3.0.4】。08年のスリープレスナイトら3勝をあげるも、近4年は勝利していない。2番人気馬は【1.4.1.4】で昨年ロードカナロアが勝利。複勝率はトップタイの60％と高い。3番人気馬が【2.1.1.6】で一昨年のカレンチャンら2勝をあげている。以下、5番人気馬が2勝、6・10番人気馬が各1勝。上位6番人気以内で9勝、2着8回と連対馬が多い。馬連万馬券は11年の1回のみ。

一方、3着馬は2ー16番人気まで幅広く分布している。06年には出走馬中最低人気だったタガノバスティーユが激走。3連単で260万を超える大波乱となった。

2)4歳馬が好成績
年齢別成績は、4歳馬が【4.1.4.15】で08年のスリープレスナイトら最多の4勝。勝率16.7％、連対率20.8％、複勝率37.5％はいずれもトップだ。昨年は出走馬中唯一の4歳馬だったロードカナロアが優勝している。

出走頭数が一番多い5歳馬は【1.7.3.38】。09年ローレルゲレイロの1勝で、2着が7回と多い。連対率・複勝率は4歳馬に次いで高い。6歳馬は【2.1.2.33】で3着以内馬5頭のうち4頭が5番人気以内だ。7歳以上は複勝率が一番低く、苦戦傾向にある。3歳馬は【1.0.1.10】と少数だが、07年にアストンマーチャンが優勝している。

3)セントウルS勝ち馬は未勝利
前走レース別成績は、出走頭数が一番多いセントウルS組が【4.5.4.45】(G3時の成績含む)。昨年のロードカナロアら最多の4勝をあげているものの、勝率は低い。

セントウルS組の前走着順別成績では、前走1着馬が【0.1.1.8】。前哨戦を勝った馬は本番では未勝利で、苦戦傾向にある。一方、前走2着馬が【2.1.0.4】で、06年テイクオーバーターゲットら2勝。前走4着馬も【0.1.2.4】で、09年3着のカノヤザクラ(8番人気)らが好走している。

前走6着以下からは06年2着メイショウボーラー(前走7着)、09年1着ローレルゲレイロ(前走14着)の2頭が巻き返している。どちらも過去にG1勝ちがある馬だった。

4)北九州記念、キーンランドCに注目
その他の前走レースでは、少数ながら北九州記念組が【2.0.1.4】と好成績。07年アストンマーチャン、08年スリープレスナイトの2頭が優勝。ともに本番では3番人気以内に支持されていた。06年16番人気で3着に激走したタガノバスティーユもこの組だ。

またキーンランドC組にも注目。【1.3.2.19】で一昨年にカレンチャンが優勝。連対率・複勝率ではセントウルS組を上回っている。この組の前走着順別成績では、前走1着馬が【1.1.0.4】。カレンチャンの他にも、09年ビービーガルダンが2着に好走。本番で3着以内に入った6頭のうち5頭はキーンランドCで3着以内だった。

By JRA-VAN様

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