【有馬記念(G1)】 1)9番人気以下の

【有馬記念(G1)】
1)9番人気以下の伏兵が6年連続好走
過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【6.3.0.1】。一昨年はオルフェーヴル、昨年はゴールドシップが勝利し、断然の6勝をあげている。連対率も90％と非常に高い。2番人気馬は【2.0.1.7】で、09年ドリームジャーニー・10年ヴィクトワールピサが優勝。複勝率は30％と低い。以下、4番人気馬が05年ハーツクライ、9番人気馬が07年マツリダゴッホの各1勝。1ー4番人気馬で9勝と上位人気馬が勝ち切る傾向が強い。

一方、2・3着馬は下位人気まで幅広く分布。近6年は9番人気以下の伏兵馬が1頭は3着以内に入っている。近5年では1番人気馬が連対し、9番人気以下の馬が1頭は好走する傾向が続いている。馬連での万馬券は07年・08年の2回だった。

2)3歳馬・4歳馬が好成績
年齢別成績は、4歳馬が【6.3.1.22】。03ー08年にかけて6連勝で、連対率28.1％・複勝率31.3％はトップ。昨年2着のオーシャンブルー(10番人気)が該当している。近3年連続で勝利しているのが3歳馬で【3.4.2.29】。同18.4％・同23.7％は4歳馬に次いで高い。これら3歳馬・4歳馬が好成績を残している。

5歳馬は【1.1.4.30】で、09年ドリームジャーニーが優勝している。昨年3着のルーラーシップが該当。連対率は5.6％と低い。不振なのは6歳馬で【0.0.1.21】。逆に7歳以上の馬は【0.2.2.14】で、複勝率22.2％と健闘。3着以内馬4頭中3頭は10番人気以下の人気薄だった。

3)JC組、天皇賞・秋組の狙い目は?
前走レース別成績は、出走馬の約半分を占めるジャパンC組が【5.3.4.55】。03年シンボリクリスエスら最多の5勝をあげている。出走数が多いため、連対率11.9％・複勝率17.9％とそれほど高くない。3着以内馬12頭中9頭は前走5着以内だった。他の3頭は中山芝コースの重賞で3着以内に好走した経験があった。

出走数は少ないものの、天皇賞・秋組【3.0.2.6】、菊花賞組【2.2.1.6】に注目。ともに複勝率45.5％と優秀だ。天皇賞・秋組の勝ち馬3頭のうち、08年ダイワスカーレット・09年ドリームジャーニーは1・2番人気。他の3着以内馬3頭は9番人気以下の伏兵だった。これら3頭は芝2200mのG2戦での勝利があった。菊花賞組の3着以内馬5頭はすべて前走4着以内だが、今回は該当馬がいない。勝ち馬はすべて上記の3レースから出ていた。

4)G2・G3組は前走芝2000m戦勝ち馬
前走クラス別成績では、前走G1(海外含む)だった馬が【10.9.9.80】と大多数を占める。海外G1組では凱旋門賞組が【0.1.0.1】。04年にタップダンスシチーが2着と好走している。

前走G2組は【0.1.0.20】。昨年2着のオーシャンブルー(10番人気)が該当。同馬は前走の金鯱賞で勝利をおさめていた。G2組でもステイヤーズS組は【0.0.0.12】で3着以内馬がいなかった。前走G3組は【0.0.1.13】。10年3着のトゥザグローリー(14番人気)が該当。同馬は前走の中日新聞杯を快勝していた。これら好走馬の前走はともに芝2000m戦だった。

By JRA-VAN様

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