【AJCC(G2)】1)二けた人気の好

【AJCC(G2)】
1)二けた人気の好走はなし
過去10年、フルゲート(16頭)で行われたのは08年の一度だけ。その時は2番人気→9番人気→6番人気の決着だった。3連単は14万円台の配当だったが、二けた人気の馬が絡んだわけではなかった。基本的に頭数があまり揃わないせいか、勝ち馬はすべて5番人気以内に収まっている。そして連対馬・3着以内馬については10番人気以下の馬が絡んでいない。基本的には平穏に決まる傾向がある。

2)中山芝の古馬重賞実績が重要
前走中山金杯組が【4.1.1.23】で最も多くの勝ち馬を出している。勝ち馬はすべて中山金杯で5着以内に入線。かつ、過去に中山芝の古馬重賞で連対実績があった。08年に9番人気で2着と好走したトウショウナイトも前走中山金杯組。前走は11着と大敗していたが、過去に日経賞2着の実績があった。中山芝コースの重賞実績の有無が非常に重要だ。

3)有馬記念組も中山実績馬の巻き返し
前走有馬記念組は【3.2.1.7】という成績。勝ち鞍数は2位だが、連対率は38.5％で中山金杯組を大きく上回る。好走馬のうち12年ルーラーシップの除く馬に、過去に中山芝2000m以上・オープンクラスでの連対実績があった。また、7ー8歳馬が4頭絡んでおり、ベテランの馬でも軽視は禁物。やはりここでもコース実績がある馬の巻き返しに注意だ。

4)昇級馬も中山での勝ち上がりに限る
前走1600万ｸﾗｽ組は【1.1.2.17】｡基本的には前走勝利の昇級馬｡なおかつ､好走馬4頭中3頭は中山芝1800ｰ2500mからの勝ち上がり｡他場からの参戦は割り引きが必要｡そして､前走ｵｰﾌﾟﾝ特別組は【0.1.3.18】でひと息の成績｡前走成績は3着以内であれば好走可能だが､好走馬4頭中3頭にはすでに重賞で3着以内の実績があった｡

By JRA-VAN様

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【東海S(G2)】
現在の時期になった昨年の結果と、一昨年まで同時期に京都ダート1800m・G3で行われていた平安Sを参考とする。

1)勝ち切れない上位人気
昨年の東海Sは4→8→1番人気の順。平安Sも含めた過去10年では、1番人気が【0.4.3.3】と勝ち切れず、昨年も3着。そして2番人気は【1.1.0.8】、3番人気も【1.2.0.7】止まりで、昨年はそれぞれ5、7着だった。4ー6番人気が【6.0.4.20】と6頭の勝ち馬を輩出している。人気薄の連対馬は10番人気まで、3着以内馬も11番人気までで、12番人気以下の好走はない。

2)5歳馬が好成績
昨年は牡馬の5→7→4歳が1ー3着。過去10年では5歳馬が【5.4.2.25】で連対率25.0％の好成績で、4歳は【1.3.4.23】同12.9％と好走時の2ー3着が多く、昨年もこの傾向に沿った決着だった。その他は6歳が【2.1.4.47】連対率5.6％、7歳以上が【2.2.0.30】同11.8％。7歳以上は好走馬数こそ少ないが、連対率は4歳とほぼ互角だ。

3)先行型に注目
昨年の1ー3着馬のコーナー通過順は［9-8-8-7］［2-2-2-2］［6-6-5-4］と、中団から前の馬が上位。新・中京ダート1800mの1600万条件以上は過去5レースあり、優勝馬は昨年の本競走・グレープブランデーを除き3コーナー4番手以内だった。また、3着以内馬15頭中12頭は、3コーナーを5番手以内で通過している。直線が長くても、前々で運んだ馬が優勢だ。

4)近走G1好走馬優勢か
前走レースでは、昨年の1着馬がJCダート5着、2着馬は東京大賞典4着。3着馬はオープン特別のフェアウェルS2着だったが、前々走はJCダート3着と、上位3頭は近2走以内にG1・Jpn1で掲示板に乗っていた。平安Sを含めた過去10年では、前走JCダート組が【2.2.1.8】連対率30.8％の好成績で、この好走馬5頭中4頭は前走5着以内。そして地方の東京大賞典組も【1.2.1.4】同37.5％を記録し、好走馬4頭はすべて前走3ー4着だった。

By JRA-VAN様

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