【スプリングS(G2)】1)朝日杯FS

【スプリングS(G2)】
1)朝日杯FS優勝馬は春のG1で注目
前走朝日杯FS組の成績は【1.1.2.8】。その内朝日杯FS優勝馬の成績は【1.0.1.3】で好走率は40％といったところ。好走できたのはロゴタイプとローズキングダムで、ともにクラシックでも好走を果たした。4着以下に敗れたのはアルフレードとグランプリボス、コスモサンビーム。出走しなかったこともありクラシックでは好走できなかったが、NHKマイルCで連対を果たした。つまり、今回の結果は別にして、春のG1で注目しなければいけない存在だ。

2)共同通信杯4着以内馬は、人気馬のみ信頼
前走共同通信杯組の成績は【2.3.1.11】で、きさらぎ賞組に次いで優秀。共同通信杯4着以内馬に限ると、【2.3.1.3】となっている。好走できなかった3頭のうち、マイネルストラーノ(10番人気)、ストローハット(7番人気)は共同通信杯当日、上位人気に支持されていなかった。逆に言うと、上位人気に支持された馬ならば信頼できそうだ。

3)500万組は前走芝1600m出走の伏兵馬を警戒
前走500万クラス組は【1.2.5.39】でかなり苦しい傾向。ただ、複勝率は約100％で伏兵馬を警戒する必要がある。当日3ー4番人気に支持された馬は【0.0.0.4】だが、5ー11番人気の間で好走馬が生まれている。さらに連対を果たした3頭は前走芝1600mに出走していた。

4)サンデーサイレンスの血を持つ馬が優勢
種牡馬傾向はサンデーサイレンス系が優勢。父ロベルト系の好走もあるが、10年アリゼオは母父がフジキセキ、08年スマイルジャックは母父がサンデーサイレンスという配合。つまり、父系か母系、どちらかにサンデーサイレンスの血を持っていることが望ましい。ちなみに昨年優勝のロゴタイプは父ローエングリンで別系統だが、母父はサンデーサイレンスだった。キングカメハメハなど、ミスタープロスペクター系は勝ち鞍がなく、劣勢の傾向がある。

By JRA-VAN様

【阪神大賞典(G2)】
1)好走馬は6番人気まで
1番人気は【3.4.2.1】で複勝率90.0％の安定感を誇る。2ー5番人気はいずれも複勝率40.0ー50.0％で、6番人気は【1.1.1.7】同30.0％。10年のうち5回は12頭以下と少頭数が多いこともあり、7番人気以下は【0.0.0.52】に終わっている。

2)4ー5歳が中心
年齢別では4歳が【4.7.1.17】と、やや勝ち切れない面もあるものの、連対率は37.9％。5歳が【2.2.5.16】同16.0％で続く。6歳は【2.0.1.22】同8.0％、7歳以上は【2.1.3.27】同9.1％で、6歳以上の好走確率では4ー5歳に見劣る成績になる。

3)内枠が好成績、3ー5枠は不振
長距離戦で枠順はさほど関係なく思えるが、実際は内の1枠が【2.2.0.6】、2枠が【1.3.0.6】で、ともに連対率40.0％の好成績。次いで6枠が【1.3.2.10】同25.0％、そして8枠【2.1.3.14】同15.0％、7枠【2.0.1.13】同12.5％と外枠勢が続く。3ー5枠はすべて連対率ひと桁で、合計では【2.1.4.33】連対率7.5％止まり。

4)有馬記念好走馬が安定
前走レース別では、有馬記念組が【3.3.1.5】連対率50.0％を記録し、特に5着以内だった馬は【3.2.1.1】。G2では日経新春杯が【2.1.2.4】連対率33.3％と良い。出走馬の多い京都記念は【2.1.2.13】同16.7％、ダイヤモンドSは【2.2.3.24】同12.9％とひと息。その他、オープン特別は該当馬が少なく【0.2.0.6】同25.0％で、2着2頭は万葉S。条件戦組は【0.1.1.19】同4.8％と苦戦している。

By JRA-VAN様