517件のひとこと日記があります。
2011/11/17 22:04
BC勝ち馬を出した種牡馬Whywhywhyが韓国へ輸出 なんでなんでなんで?
A.種牡馬成績がしょぼかったからです。
Whywhywhyは2000年生まれで、父Mr. Greeley→Gone West→Mr. Prospectorとさかのぼる血統。半妹にG2勝ち馬、従妹にG1勝ち馬がいる。現役時は初勝利が重賞勝ちで、それを含めて重賞3連勝で米G1フューチュリティSを制覇。2着とは1・3/4馬身差で、3着以下はけっこう離していて、強い勝ち方だったようだ。しかしBCジュヴェナイルで大敗して以降はパッとせず、3歳で引退した典型的ガッカリ早熟馬だった。
引退後は2004年にスペンドスリフトファームで種牡馬入りし、2006年からはゲインズウェイファームで種牡馬生活と、ともに一流スタッドで供用されていたあたり、期待されていたのかな? 産駒は第1回のBCジュヴェナイルターフ(当時グレードなし)を勝ったNownownowがいるものの、5世代が走って重賞勝ち馬2頭を含むステークス勝ち馬8頭では失敗は言い過ぎだとしても微妙といわざるをえない。韓国(おそらくKRA)から購入オファーがあったため、輸出されることになったようです。韓国はこういう、G1馬(G1級)を出してるけど全体的には低調、という種牡馬をアメリカからよく買ってるね。
Dabirsimの活躍でゲインズウェイファームに迎え入れられたハットトリックと入れ替わりでその地を追われ、競馬国としては発展途上の韓国へ旅立つ形になったわけで、種牡馬という第二のキャリアでもシビアな選抜は続いているんだな、と改めて感じるニュースでした。