スマートフォン版へ

マイページ

517件のひとこと日記があります。

<< 【本日のマイナー血統】マームード→コホー... ひとこと日記一覧 【本日のマイナー血統】アルゼンチンで存続... >>

2011/11/23 19:06

【本日のマイナー血統】日本輸入種牡馬ハビトニーの孫がアメリカでデビュー戦勝利

11月19日にデルタダウンズ競馬場で行われた未勝利戦(2歳、ダート5ハロン、10頭立て)で、3番人気のHurricane Bluff(せん2)が逃げきって勝利。

Hurricane Bluffは祖父が日本に輸入されたハビトニーハビトニーHabitatSir Gaylordと遡る血統で、日本では同じく父Habitatスティールハートニホンピロウイナーなどを出して大成功したことでおなじみだ。スピード至上主義だった初期のダビスタでは、スティールハートが最重要種牡馬だったため、記憶にある人もいるだろう。ちなみにHurricane Bluffの血統は母の父がGallant Man系の末裔ということもあり、なかなかにマイナー度が高い感じ。

ハビトニーは米G1勝ち馬で、アメリカで2年供用された後1980年に日本に輸入されたが、1984年にアメリカに買い戻された。するとG1を6勝、ケンタッキーダービー2着などの名牝Best Palを出してその名を広め、買い戻し後に成功した種牡馬の代表的存在となったのだ。日本でも輸出後に桜花賞2着、重賞2勝のマヤノジョウオなど3頭の重賞勝ち馬を出して結果を残し、母の父としてはブロンズコレクターとして名高いナイスネイチャを出している。

Hurricane Bluffの父のRichter Scaleハビトニーの残したもう1頭のG1勝ち馬で、アメリカでは珍しい6ハロンのG1など、6?8ハロンの重賞を8勝した。しかし、種牡馬としては活躍馬を出せず、現在はルイジアナ州で種付け料2500ドルで種牡馬生活を送っている。ハビトニー産駒はほかにも2頭が種牡馬登録されているけど、どちらも個人所有でほぼ名義だけの種牡馬っぽい。残念ながらラインが存続する可能性はなさそう。

日本でもニホンピロウイナー産駒ダンディコマンドエムオーウイナーが種牡馬になっているけど、どちらも人気はなく、いつ登録抹消されてもおかしくない。日米の競馬をわかせた快速血統はともに消え行く運命にあるようだ。

お気に入り一括登録
  • Hurricane
  • ハビトニー
  • Habitat
  • Sir Gaylord
  • スティールハート
  • ニホンピロウイナー
  • Gallant Man
  • Best Pal
  • マヤノジョウオ
  • ナイスネイチャ
  • Richter Scale
  • ハビトニー産駒
  • ニホンピロウイナー産駒
  • ダンディコマンド
  • エムオーウイナー

いいね! ファイト!