ハットトリック産駒に新星現る？　Howe Greatがアメリカで2戦2勝

12月15日にガルフストリームパーク競馬場で行われた一般戦(2歳、芝8.5ハロン、11頭立て)で、3番人気のHowe Great(牡2)が1･1/2馬身差で逃げきり勝ち。勝ち時計は1分45秒93。

好スタートからハナに立つと道中はスローに落とし、一団の状態から直線で突き放しての勝利。逃げ切りだけど直線入り口での突き放しはなかなかの瞬発力で、一流ジョッキーのジョン・ヴェラスケス騎手に乗り替わっていたことも考えると、まだこの先も期待できるのでは？　前回がダートで中団から早め抜け出しだったけど、この内容だと芝のほうが走るかもしれない。次走以降、芝とダートどちらで走るかにも注目。

Howe Greatは今年ダビルシムの活躍で脚光を浴びたハットトリックの産駒。10月31日にアメリカで2頭目に勝ち上がった馬で、競馬主要国で2勝目を挙げたのはダビルシム以外だとこの馬だけかも。母は南アフリカ共和国産の1勝馬。牝系は1世紀近く南アフリカ共和国で血をつないできたみたい。

ちなみにこの日は同じくハットトリック産駒のThrice Nice(牝2)がペンナショナル競馬場での未勝利戦(2歳、ダート6ハロン、9頭立て)で後半いい脚を見せ、デビュー戦で3着に入ってます。こちらもレース経験を積めば期待できそうな感じ。