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2011/12/23 12:55

スウェーデン産馬がイギリスのレースで6年ぶりに勝利

12月21日にウォルヴァーハンプトン競馬場で行われたハンデキャップ競走(3歳以上、AW16.5ハロン、11頭立て)で3頭同率の1番人気Dream Catcher(せん8)が2・1/4馬身差で勝利。

勝ったDream Catcherはスウェーデン産馬で、通算成績39戦7勝。勝ったのは2010年6月以来約1年半ぶり。ただし、前の勝利は障害競走でのもので、平地競走での勝利は2005年12月以来、なんと6年ぶりでした。

競走成績から読み取れる範囲では、スウェーデンでデビューして地元では8戦3勝、スウェーデン2000ギニー3着、スウェーデンダービー4着などの成績を残しています。どういうわけか2006年からイギリスで走るようになり、2007年まで未勝利。2008年から障害競走に転向して16戦3勝。それがなぜか今年の平地シーズン開始から平地競走に復帰し、復帰6戦目でのイギリス平地競走初勝利となったようです。もっとも、地方の最下級競走で優勝賞金は約1700ポンド(約21万円)と、レベル的にはお察しですが。

Dream Catcherの父はLyphard系のSongline。1996、1997年のスウェーデン年度代表馬で1990年代のベストホース投票で1位と、地元では抜群の実績と人気を誇っていたようです。サラブレッドの生産規模が小さい中で、スカンジナビア半島の大レースを勝つ産駒を何頭も出して健闘していたが、昨年17歳で死亡しています。

スウェーデンはサラブレッド平地競走では主要国よりは格下のパートII国にランクしていて、スカンジナビア三国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)の中では一番の強国。大レースは国際G3、準重賞の格付け。デンマークの四半世紀前の最強牝馬Rossardがアメリカ遠征でG1を制し、現地で繁殖入り後は名種牡馬Unusual Heatの母となってアメリカの馬産に思わぬ影響を与えていたりして、レジェンド級なら主要国上位でもそこそこ通用するレベルみたい。

ちなみに、日本で走っていたMr. Prospector直仔の良血エイシンダンカークが日本で1年だけ種牡馬生活を送った後にスウェーデンへ輸出されていて、産駒が2010年にスウェーデン2000ギニーを勝っています。日本に残した産駒も、たった3頭の出走馬から中央勝ち馬で道営記念を勝ったオネストジョンが出ていて、条件馬ながらなかなかの好成績。

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