ディヴァインライト産駒がフランスの未勝利戦で2着

12月27日にドーヴィル競馬場で行われた未勝利戦(2歳牝馬、AW1900m、10頭立て)で1番人気のMarmaris(牝2)が1･3/4馬身差の2着。これで4戦0勝だけど、2着2回、3着1回と安定しているので、じきに勝てるはず。ただ、勝ち馬と決定的な着差が多いので、未勝利脱出後は苦戦するかも。

ディヴァインライトは高松宮記念2着など重賞戦線で活躍したが重賞勝ちはゼロ。近親に皐月賞馬ダイナコスモスらがいる良血もあって種牡馬入りしたが人気が出ず、フランスに輸出された。ところがフランスでの初年度産駒から、2歳G1を勝ってカルティエ賞最優秀2歳牝馬を受賞し、翌年仏1000ギニーでクラシックを制覇したNatagoraを出して世界を驚かせたのだ。ただ、ディヴァインライト自身はクラシック勝利の報を聞く前にトルコに輸出されて、現在もトルコで種牡馬生活を送っている。Marmarisはトルコ産の母がディヴァインライトを受胎したまま輸入された持ち込み馬のようだね。

ちょっと飛躍になるけど、ディヴァインライト産駒の活躍があったからハットトリックが海外にトレードされたり、ハットトリックを受胎したDabirsimの母がフランスに輸入されたとも考えられるわけで、サンデーサイレンス系の海外での活躍の嚆矢となったこの馬の功績はかなり大きいんじゃないかな。