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2011/12/29 12:24

絶滅のカウントダウンに入ったシングシング系産駒がイギリスの一般戦勝利

12月28日のウォルヴァーハンプトン競馬場で行われた未勝利戦(2歳、AW5ハロン216ヤード、6頭立て)で、2番人気のChester'Slittlegem(牝2)がダッシュよく先手を取ると、直線ふらつきながらも後続をアタマ差しのいで勝利。2戦目での勝ち上がり。

Chester'Slittlegemは5代父にSing Singを持つ血統。Sing Sing系はHyperion直仔の英ダービー馬を祖とするOwen Tudor系の分岐。Owen Tudorの代表産駒Tudor Minstrelからスピードに特化していき、Sing Sing以降はヨーロピアンスプリント血統として代々短距離で活躍馬を出していた。近年はNorthern DancerMr. Prospectorの主流なスピード系統に押され、Owen Tudor系全体で見ても現在まともに産駒を出しているのは、菊花賞馬グレートヨルカの半兄Will Somersの子孫くらいしかない。

当然Sing Sing系は見る陰もなく、ヨーロッパでは数頭の末裔が細々と種牡馬を続けているにすぎない。勝ち馬の父のAtrafがG3勝ち馬1頭を出しているのが最良の種牡馬成績だから存続のしようがない。もっとも、勝ち馬の父系は4代父のJukebox以下に大レースの勝ち馬がいない小粒な血統なのでさもありなん、という感じではあるが。日本で同系で活躍したのは重賞2勝、マイルチャンピオンシップ2着を始めとし、常に掲示板に載り続けた名脇役セントシーザーくらいか。

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    2011/12/29 15:53 ブロック