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2012/01/08 12:24
【本マイ血】エルセンタウロ3×4を持つシルバープラネットの産駒が亜国一般戦2着
1月7日にパレルモ競馬場で行われた一般戦(5歳牝馬、ダート1400m、6頭立て)で5番人気のGrace Silver(牝5)が14馬身離された2着に入った。
勝ち馬は父にAlycidon系のSilver Planetを持つ血統。重賞を2勝したがG1では2度の2着が最高だった。種牡馬としてはG1馬を出して結果を残しているみたい。祖父Fitzcarraldoから上のラインは過去のひとこと日記を参照。
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Silver Planetは戦前から戦後にかけての60?70年前からアルゼンチンでつながれてきた血を多く持つため、かなりマイナーな血統構成になっている。中でも注目は3×4のインブリードになっているエルセンタウロだろう。エルセンタウロは亜G1を2勝し、種牡馬としても1974年アルゼンチン種牡馬ランク2位など活躍。1973年にアメリカに輸出され、翌年社台ファームによって日本に導入された。輸入当時15歳という年齢もあってか、中央サイアーランキングは30位が最高と振るわなかったが、天皇賞(春)優勝馬ニチドウタローの父となり、母の父としてはG1を2勝したギャロップダイナを出している。
Silver Planetの3代母のPlanetriaはエルセンタウロの母でもあり、Planetariaの3×4×5のインブリードも発生。さらにはアルゼンチン三冠馬Embrujoの5×5もありと、アルゼンチンの歴史が凝縮されたかのような血統構成は見るべきものがある。長く血をつなぐサイアーラインがない日本ではなかなかお目にかかれないだろうね。実際、シンザンやシンボリルドルフのインブリードを持った種牡馬とかいないもんなあ。