【本日のマイナー血統】亜国最強馬フォルリ系の小粒なラインの産駒が33戦目で初勝利

1月11日のケンプトン競馬場で行われた一般戦(4歳以上、AW7ハロン、13頭立て)で、7番人気のMy Best Man(せん6)が中団追走から早めに抜け出して勝利。デビューから3年7カ月、33戦目での初勝利となった。

勝ち馬は3代父にForli、5代父にHyperionを持つ血統。Forliについては過去のひとこと日記を参照。

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勝ち馬は上記で紹介したラインとは祖父までが同じで、父が米G1メトロポリタンH勝ち馬Forzando。Efisioと並ぶ祖父 Formidableの代表産駒だったが、種牡馬としては重賞勝ち馬が数頭と、数々のG1馬を出したEfisioよりも明らかに劣る結果に終わった。Forzandoは母の父 King's Troopが日本の名種牡馬テスコボーイの父でおなじみのPrincely Giftの直仔。その産駒ボイズィーボーイが日本に輸入され、日本馬初のジャパンカップ勝ち馬カツラギエースの父となっている。Forzandoの後継種牡馬としてはG2勝ち馬のSuperior Premiumがいて、昨年は種付け料はわずか500ユーロ。今年の額は未発表だが、繋養先のHPには紹介ページが存在していた。ちなみにこの牧場、サラブレッドの繋養種牡馬は全部500ドルらしい。

勝ち馬は母の父が半世紀前のオーストラリアで一大勢力を築いたStar Kingdomの末裔とこれまた北半球ではマイナー。加えて血統内にNorthern Dancer、Mr. Prospectorを持たない。競走成績は三流だけどマイナー度では一流？