ダビルシムとディープインパクト産駒ビューティーパーラーが仏G3に登録

4月15日にロンシャン競馬場で仏G3が2戦行われます。ひとつは3歳牝馬のグロット賞、もうひとつは3歳牡馬のフォンテーヌブロー賞。どちらも距離1600mの、仏1000ギニーと仏2000ギニーのステップレースです。

フォンテーヌブロー賞にはいわずとしれた、ハットトリック産駒Dabirsimが、グロット賞にはディープインパクト産駒で昨年2戦2勝のBeauty Parlourが登録しています。そのほかおもな登録馬は以下のとおり。

■グロット賞
・Restiadargent　※6戦3勝、仏重賞2勝。ここまで主戦はM.ギュイヨン。
・Topeka　※6戦4勝、仏G3と準重賞各1勝。現在4連勝中。
・Bugie d'Amore　※イタリアで8戦4勝、伊G3を1勝。フランスにトレードされた模様。
・Kendam　※9戦2勝、仏G3を1勝。今季初戦の準重賞で2着。
・Zantenda　※3戦2勝。仏G3を1勝。仏G1マルセルブサック賞3着。O.ペリエが主戦。
・Mandistana　※1戦1勝。デビュー戦を5馬身差勝利。馬主はアガ・カーン。
・Ultra Appeal　※4戦0勝。馬主は吉田照哉。

■フォンテーヌブロー賞
・Power　※6戦4勝。愛G1ナショナルS勝ち馬。愛G1フィーニクスSと英G1デューハーストSで2着。
・French Fifteen　※7戦5勝。距離1600mの仏G1クリテリウムアンテルナシオナル勝ち馬。
・Clusade　※5戦2勝。英G1ミドルパークS勝ち馬。
・Sofast　※4戦2勝、仏G3を1勝、仏G1ジャンリュックラガルデール賞2着。
・Dragon Pulse　※4戦2勝、愛G2勝ち馬、愛G1ナショナルS2着。
・Abtaal　※3戦2勝、距離1600mの仏G3を1勝。
・Reply　※6戦2勝。英G1ミドルパークスS3着。


グロット賞は「抜群に強い」というほどのライバルはいませんね。クールモア勢も何頭か登録しているものの、ほぼ国内の相手との戦いかと。Beauty Parlourにも十分勝機がありそう。1600mを経験しているのも心強い。

一方のフォンテーヌブロー賞はDabirsimを含めてG1馬が4頭など、なかなかのメンバーが登録しています。クールモア勢はA.オブライエン厩舎を中心に10頭以上。無論、これらのほとんどは英愛で出走するでしょうが、距離1600mの仏G1を勝ったFrench Fifteenはフランス馬なので対決の可能性は高そう。Dabirsimにとっては今季初戦で初のマイル戦となりますが、結果が求められる一戦でしょう。