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2012/04/12 08:40
ハットトリック産駒ハウグレート出走予定の米G1がどうしてこうなった的豪華メンバー
ハウグレート(牡3)が出走を予定している、4月14日にキーンランド競馬場で行われるブルーグラスS(3歳、AW8.5ハロン)の出走馬が発表されました。
1カ月前はハウグレートとデュラハンの再戦で注目されていましたが、近づくにつれてさらに強力な有力馬が次々と参戦を表明。結果的には以下の13頭がエントリーしています。
1 Heavy Breathing 3戦2勝、準重賞3着
2 Gung Ho 5戦2勝、準重賞1勝2着1回
3 Prospective 7戦4勝、重賞2勝2着1回、準重賞1勝
4 Hansen 5戦4勝、昨年2歳チャンピオン、AW2戦をともに大楽勝
5 Russian Greek 6戦3勝、準重賞2勝
6 Dullahan 7戦1勝、AWの2歳G1フューチュリティS勝ち馬、前走ハウグレートの2着
7 Politicallycorrect 6戦2勝
8 Midnight Crooner 4戦2勝、準重賞3着
9 Holy Candy 4戦1勝
10 Howe Great 5戦4勝、G3と準重賞勝ち
11 Eve So Lucky 3戦1勝、重賞3着内2回
12 Hero of Order 14戦2勝、前走G2ルイジアナダービーで単勝110倍の大波乱を演出
13 Scatman 6戦2勝、重賞3着内2回
ケンタッキーダービーへのラストチャンス的なG1ということもあり、G1馬2頭、重賞勝ち馬5頭、準重賞以上勝ち馬7頭と、かなりのメンツがそろってしまいました。ハウグレートは今年のリーディングで現在トップのJ.カステリャーノ騎手と初コンビです。
いちばんの強敵は2歳王者ハンセン。実績もさることながら、デビュー直後のAW2戦を合計約30馬身差でぶっちぎっていて、ダートよりAWのほうが得意そうなのが怖い。もう1頭やっかいなのはヒーローオブオーダー。前走で高額賞金のG2を超人気薄で勝っていますが、この馬はクラシック登録がないため、全力で仕上げてはいないはずの有力馬とちがって本気で勝ちにきているはず。無論、AWのG1を勝ったデュラハン、AWで重賞勝ちを含む2戦2勝のプロスペクティブもあなどれないでしょう。
もうひとつ怖いのは展開。内枠のハンセンが逃げ、ヒーローオブオーダーとプロスペクティブも逃げたほうが成績がいいのでこれを追いかけるはず。ほかにも前を走って好結果を出している馬が数頭いて、流れ的には厳しい展開が予想されます。ハウグレートも逃げ先行で結果を出しているので、この流れに乗らざるを得ないでしょう。
とまあこんな感じで、ハウグレートには厳しい一戦となりそうです。賞金的にもケンタッキーダービーに確実に出るには1着が絶対、2着だと回避馬が出ないと厳しいかなって感じだし。正念場ですが、いい結果を出して大舞台に駒を進めてほしいものです。