アクアマリンが仏G3制覇　ところで勝利に導いたトーマス・ユエってどんな騎手？

4月30日にフランスのシャンティ競馬場で行われたG3アレフランス賞(4歳牝馬、芝2000m、9頭立て)でディープインパクト産駒Aquamarineが22倍の7番人気で出走。4番手追走から直線半ばで先頭に立ち、粘る1番人気シャレータと追い上げる2着馬を抑えて勝利した。通算6戦3勝で重賞初制覇。同馬主で主戦のスミヨン騎乗と明らかに主軸扱いだった2番人気は8着で、「ウィルデンシュタインはウィルデンシュタインでもアクアマリンのほう」という結果だった。ディープインパクトはこれで海外重賞2勝目。

鞍上のトーマス・ユエ騎手もじつはこれがグレードレース初勝利。これまでは二度の2着が最高で、そのうちの1頭は乗り替わり直後に重賞制覇されたりしている。当然なじみがないので、ちょっと調べてみた。

■2012年成績(前日時点)：164戦18勝(勝率約11.0%)、入着63回(約38.4%)、17位タイ
■2011年成績：585戦48勝(勝率約8.2%)、入着191回(約32.6%)　25位
■2010年成績：501戦55勝(勝率約11.0%)、入着171回(約34.1%)　19位

■生年月日：1983年6月6日(28歳)
■身長、体重：166cm、52〜53kg
■拠点：シャンティ
■趣味：ドライブ、スポーツ、プレステ、大切な人と過ごすこと
■騎手を目指すきっかけ：両親が乗馬が趣味だった
■目標とする騎手：ティエリ・ジャルネ
■騎手としての夢：オリビエ・ペリエみたいに日本やアジアで騎乗して有名になりたい

ひと言でいえば中堅騎手。例年20位前後でまとまってる感じですね。日本だと石橋脩騎手が年齢的にも近い感じ？　馬主の主戦騎手がスミヨンである以上、アクアマリンとのコンビはいつ終わってもおかしくないですが、この勝利でもうひと伸びできるといいですね。