アメリカンターフステークスはシルバーマックスが完勝　ハウグレートは3着

日本時間5月5日のケンタッキーオークス前にG2アメリカンターフステークス(3歳、芝8.5ハロン、13頭立て)が行われ、ハットトリック産駒のハウグレート(Howe Great)が4.2倍の2番人気で出走した。1番人気はブルーグラスステークス3着のガンホー(Gung Ho)で3.7倍、3番人気が前走芝G3を圧勝のシルバーマックス(Silver Max)で5.2倍だった。なお、大雨による交通機関への影響が予想されたため、予防措置として45分ほど遅れての発走となった。競馬場はにわか雨はあったもの、馬場状態は良馬場で行われている。

レースはシルバーマックスが逃げ、ハウグレートは若干出負けして外によれた格好でガンホーと並んで中団外目を追走。ハウグレートは直線で差を詰めにかかるも、先にスパートをかけていたシルバーマックスの脚色はまったく衰えず、3･1/2馬身離された3着に終わった。スターチャンネル(Star Channel)騎乗のJ.カステリャーノ騎手が直線入口で落馬。担架で運ばれて心配されたが、途中から担架を降りて歩くなど、人馬とも負傷なし。カステリャーノ騎手は引き続きケンタッキーオークスに騎乗している。

ハウグレートは出負けや大外枠は言い訳にできるほどではなく、ここはシルバーマックスに完敗という形になった。ただ、そのほかの馬とは約1kgの斤量差があったことを考慮すれば、悲観することもない。中団からでも競馬が出来たのは収穫だろう。とはいえ、基本的には2、3番手からの先行スタイルでいくのでは。今後も重賞戦線で戦っていけるし、成長次第で大仕事もできると思うので、まだまだ追いかけていきたい。