ユートピア産駒初のステークスウィナーが誕生した、5月6日の日本関係馬の成績

■シンガポール　クランジ競馬場
・ジャングルポケット産駒Stanzout(せん6)が条件戦(芝1400m、12頭立て)で11着
・トウカイテイオー産駒Chevy(せん7)が条件戦(AW1600m、14頭立て)で1着
・エアジハード産駒Keep Away(せん7)がパンターズウェイ35周年記念カップ(芝1400m、7頭立て)で6着
・タイキシャトル産駒Shuttle Man(せん3)が特別戦(芝1400m、11頭立て)で5着
・サクラシーキング産駒Hopkins(せん6)が条件戦(芝1400m、12頭立て)で7着

※Musashi Mambo＝ルスナイオブカラーの2009、Chevy＝フルブラッドの2005、Keep Away＝ローレルアリスの2005、Shuttle Man＝サンデーキッスの2009

※Shuttle Manは3戦3勝でここでも1番人気だったが、好位追走も4コーナーで早くも置かれ気味で直線も伸びず4馬身近く離された5着に終わった。中1週で3歳三冠最終戦のシンガポールギニーがあるが、前走でハナ差2着だった相手が三冠2戦目で最下位に終わっているのも考えると、まず出ないだろう。まだ上位とは力の差があるのかもしれない。とはいえまだ3歳だし、デビュー戦の勝ちっぷりから、中級クラスでとどまる馬ではないはず。今後心身ともに成長してくれることを期待したい。


■トルコ　ヴェリエフェンディ競馬場
・ディヴァインライト産駒Cash Point(牡3)が特別戦(3歳、ダート2000m、7頭立て)で1着
・ディヴァインライト産駒Ice Fountain(牡3)が条件戦(3歳、芝2100m、8頭立て)で1着
・ディヴァインライト産駒Kensington(牡3)が同レースで6着


■アメリカ　ベルモントパーク競馬場
・ユートピア産駒I'll Stake U(牡3)が準重賞タイムズスクウェアS(3歳、ダート6.5ハロン、9頭立て)で1着

※タイムズスクウェアSは総賞金10万ドルと、準重賞としては高めの賞金設定。I'll Stake Uは先行勢の最後尾4、5番手につけ、直線で先に抜けた一番人気をしっかりとした脚色で外から差して3/4馬身差で勝利。通算11戦2勝。7戦目で未勝利を脱出し、以後も勝ち切れないながらも中の上レベルで2、3、2着と安定していて、今回は2番人気での出走だった。ユートピアはこれが産駒による初のステークス勝ち。ニューヨーク州を拠点とする種牡馬としては、同州の主要競馬場のステークスを勝てたのはいい材料となりそう。


■アメリカ　ゴールデンゲートフィールズ競馬場
・ユートピア産駒Oh Molly Brannigan(牝3)が準重賞ゴールデンポピーS(3歳牝馬、芝8.5ハロン、7頭立て)で2着

※ゴールデンポピーSは総賞金7.5万ドルと水準レベル。Oh Molly Branniganはここまで芝とAWを逃げ切りで3連勝中で、今回も好スタートから先手を取り、スローの逃げ。4コーナーで後続に並ばれ、直線で悠々と抜け出した勝ち馬には完敗だったが、真横に並ばれた馬との叩き合いをしのいで2･1/2馬身差の2着に粘り込んだ。通算7戦3勝。ユートピアは前述の準重賞1着とこの競走で計7.5万ドルの賞金を上積み。セカンドクロップサイアーランキングで12位相当になりそう。