スミヨン騎手がダビルシムとのコンビ解消を明らかに

5月13日のプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)で6着に敗れたダビルシム(Dabirsim)と今年からコンビを組んでいたクリストフ・スミヨン騎手がダビルシムとのコンビを解消したことを明らかにした。

15日朝に馬主に電話をかけ、ダビルシムとのコンビの解消を申し出た。これまでの2戦で大きなミスをしたとは考えていないが、結果は結果として受け止めなくてはならない。コンビ解消の理由は説明しないが、ダビルシムに再び乗ることがないのは確かだ。ただ、あくまで結果論に基づく仮定だが、このコンビではお互いの良さが活かせなかったのかもしれない。新コンビのもとでダビルシムが再び輝きを取り戻せることを祈っている。という感じの内容。

今年初戦を前に、ゴドルフィンの主戦で動向が流動的なデットーリに替わって、契約で優先的に騎乗を確保できたスミヨンと新コンビを結成していました。彼もビューティーパーラーのウィルデンシュタイン家の主戦ですが、あちらは牡馬に有力馬がいないので話がついていたのではないかと。2戦して勝てず、初戦は油断騎乗のような負け方、2戦目も道中かかって直線詰まるという、あまりいい負け方ではなかったので、いろいろ批判はあったようです。「ダビルシムをデットーリに返せ！」というような罵声を浴びた、なんて話もあるようですし。

そのへんも込みかは分かりませんが、スミヨンはダビルシムに乗り続けるメリットとデメリットを秤にかけ、早めに撤退するが吉と踏んだのかもしれません。いずれにせよ、次は誰が乗るのか、早いところ決まってほしいものです。ただ、次走に有力視されているジュライカップはすでにゴドルフィンが所属馬を複数参戦させることを表明していますし、デットーリに戻すのは難しいでしょうね。