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2012/05/19 00:30
スーパーイージーがシンガポール3歳三冠達成 タイキシャトル産駒シャトルマン3着
5月18日にシンガポールのクランジ競馬場で星G1シンガポールギニー(3歳、芝1600m、13頭立て)が行われ、1番人気のスーパーイージー(Super Easy)が中団追走から直線で前が壁になって抜け出しに手間取るも、外に出してスパート。残り100mを切って先頭に立ち、後方から追い込んだキャッシュラック(Cash Luck)を短首差退けて優勝し、シンガポール3歳三冠を達成した。シンガポール3歳三冠達成はこれで3年連続。スーパーイージーは通算成績13戦11勝で、ニュージーランドからシンガポールに移籍後はこれで10戦無敗となった。
タイキシャトル産駒のシャトルマン(Shuttle Man=サンデーキッスの2009)は前走で初の敗戦から中1週足らずでの出走で3番人気。好ダッシュも先手争いを自重してスーパーイージーのやや前の4、5番手でレースを進め、直線ではスーパーイージーが抜け出す場所を探す間に脚色よく伸び、残り200mを切ったあたりで一時先頭に立つ。前が開いてから猛然と追い込んできたスーパーイージーとキャッシュラックの末脚に屈したものの、1馬身余りの差の3着と健闘した。通算5戦3勝。
スーパーイージーは内を突くつもりがシャトルマンに前を閉められ、内に中央にと抜け場所を探すことになってなかなか抜け出せず、直線では誰もが危ないと思ったはずです。事実、管理するフリードマン調教師も残り200m付近では勝負をあきらめかけたと語っています。しかし外めに抜ける場所を見出したモレイラ騎手からのゴーサインを受けたスーパーイージーの切れ味は抜群でした。文句のつけようのない、強い内容での三冠達成です。この後は秋(南半球は春)にオーストラリアへの遠征を計画しているとのことで、シンガポールの新たな世界的スター誕生となるか注目です。
シャトルマンは現状ではスーパーイージーにはかなわなかったですが、重賞初挑戦、他馬より約半年遅生まれ(-4kgの特典はありますが)の条件でよく戦いました。いずれ重賞勝ちの知らせを日本に伝えてくれると信じています。