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2012/01/31 01:07

【本日のマイナー血統】豪で発展したスターキングダム系8歳牝馬が最低人気で勝利

1月27日にターフパラダイス競馬場で行われた一般戦(4歳以上牝馬、ダート5ハロン、9頭立て)で、単勝28.4倍の最低人気What a Day(牝8)が中団追走から直線伸びて1番人気に1・3/4馬身差をつけて快勝した。通算56戦11勝。同競馬場のクレーミング競走を中心に走っていて、今回もその競走形態。ちなみに日本でも同名の牝馬ワットアデイが近年走っていた。

http://www.equineline.com/Free-5X-Pedigree.cfm?page_state=ORDER_AND_CONFIRM&reference_number=7179293

What a Dayは4代父にStar Kingdomを持つ血統。Star Kingdomは約半世紀前のオーストラリアで一大勢力を築いた大種牡馬。その代表産駒でコックスプレートなどを勝ったNoholmeがアメリカに移籍後現地で種牡馬となり、メトロポリタンHなどの主要な大レースを勝ったNodoubleなどを出して成功した。

Nodoubleは1981年の第1回ジャパンカップを勝ったメアジードーツなどを出し、その獲得賞金がモノをいったか、同年の北米リーディングを獲得。しかし、どういうわけか活躍馬は牝馬ばかりで、急速に衰退してしまった。一応2頭の産駒が現在もアメリカで種牡馬登録されているようだが、馬齢は27歳と30歳で、ほぼ間違いなく登録のみだろう。この他には孫世代の種牡馬が1頭だけプエルトリコにいるようだが、ここから復興できるはずもなく、消滅は時間の問題だろう。

Nodouble産駒で今回の勝ち馬の父 Loyal Doubleは仏G3を勝ってアメリカに移籍したが、初戦に勝ったあとは3年間勝てずに引退。昨年までカリフォルニア州で種牡馬をしていたものの、目立った産駒は出せなかった。今回の勝ち馬も牝馬で8歳になっても現役を続けているあたり、繁殖としては期待されていないと思われる。

Star Kingdom系は現在はオセアニアでもその姿を見かけることは少なくなっている。Sir Tristramに主流血統の座を奪われ、そのSir Tristram系もデインヒル系に押されている。時代の流れだなぁ。

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