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2012/02/04 19:11
20年前の京成杯勝ち馬エーピージェットの産駒がアメリカ未勝利戦で22戦目の初勝利
2月3日にアケダクト競馬場で行われた未勝利戦(4歳以上牝馬、AW8ハロン70ヤード、8頭立て)で、1番人気のTropical Jetset(牝5)が中団追走から4コーナーで進出し、大きく抜け出していた逃げ馬を直線残り100m付近でとらえて1馬身差で勝利した。通算22戦目での初勝利で、これまで2着9回、3着4回と、非常に勝ち味に遅いタイプのようだ。
勝ち馬の父は1992年の京成杯勝ち馬エーピージェット。全姉が米G1勝ち馬で、叔父にKnown Fact、従兄にGone Westという名種牡馬がいる超良血だった。京成杯のほかにミホノブルボンの勝った朝日杯3歳Sで3着など、おもに2?4歳(当時3?5歳表記)時に短距離戦で活躍した。ちなみに外国産馬のため、当時はクラシックへの出走権はなかった。
引退後はその血統が見込まれてニューヨーク州で種牡馬入りし、ニューヨーク州のリーディングサイアーになるなど一定の成功を収めた。今でこそ海外で種牡馬となって成功する日本の馬が目立つようになっているけど、それまで主要国で種牡馬入りする例自体がほとんどなく、その先駆けとしての功績は決して小さくない。
現役時から気性難で知られていて、種牡馬時代には繋養先の別の種牡馬と格闘になり、相手は死亡、自身も瀕死の重傷を負うトラブルに遭っている。2008年に種牡馬を引退し、2010年に21歳で死亡。