517件のひとこと日記があります。
2012/02/05 03:24
【本日のマイナー血統】絶滅寸前のセクレタリアト系4歳馬が米未勝利で27戦目初勝利
2月2日にアメリカのタンパベイダウンズ競馬場で行われた未勝利戦(4歳、ダート6ハロン、8頭立て)で4番人気のHal(牡4)が3番手追走から4コーナーで先頭に立つと、直線でも勢いは止まらず2・1/4馬身差で勝利。27戦目での初勝利だった。これまで2着5回、3着9回とややブロンズコレクター。
http://www.equineline.com/Free-5X-Pedigree.cfm?page_state=ORDER_AND_CONFIRM&reference_number=8311278
Halは4代父にアメリカ史上最強とうたわれるSecretariatを持つ。Secretariatは種牡馬としては期待ほどではなく、父系は絶滅寸前。勝ち馬のラインはその中でもマイナーな、カナダ限定の大レースを勝ったMedaille d'Orの分岐だ。そこから準重賞3勝とG1 ガルフストリームHで2着があるTour d'Or→下級レースばかり9勝のFirst Tourと、活力を落としながら存続してきた。First Tourはすでに種牡馬を引退し、現在このラインはTour d'Or産駒で重賞2勝のColorful Tourただ1頭がアイオワ州で存続しているのみだ。
勝ち馬の父のFirst Tourは調教師、生産者、馬主のハロルド・ローズ師が手がけた馬。Halも含めて産駒のほとんどがローズ家で生産され、息子のバリー師のもとでデビューしている。また、母系も母は未出走だが祖母、祖母の父はローズ師の管理馬の中でも活躍した馬で、特に祖母は重賞2勝と実績がある。そういった血筋でなおかつHalという馬名は、先代のローズ師の最高傑作でフロリダダービーなどG1を2勝したHal's Hope、もしくはハロルド師(Haroldの愛称はHal)そのものからとっていると思われ、かなり期待されていた可能性があるのだ。ちなみにHal's Hopeのフロリダダービーがハロルド師のG1初制覇のようで、当時なんと89歳。前年に脳卒中で倒れていて、G1初制覇から3年後に92歳で死去している。
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ホットスタッフさん
オーブルチェフは本当に残念でしたね。A.P.Indyはまさに古式ゆかしきアメリカ血統ですね 笑
ブリザードのあの走りは威圧感満点でした。ダンツシアトルは軽協の種牡馬という点で、恵まれなかった一面が… ポテンシャルは高かったですよね。 -
タイキブリザードは首の低い走法が印象的でしたね。個人的にはダンツシアトルの2歳戦、赤松賞だったかな? その勝ちっぷりでこれは強いと感じたのを思い出します。どちらも種牡馬としては恵まれませんでしたね。シアトルスルー系はヨーロッパでもあまり広まらないあたり、ダートに特化しているのかも。最近ではオーブルチェフの故障が残念な感じ。
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ホットスタッフさん
そうなんですか。シアトルスルーの系統も日本にはたくさん入って来ましたね。タイキブリザードはもっと恵まれても良かったと思うのですが…
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現状だとどこが主流でどこが傍流という区別はほとんど意味がないほどに先細ってますね。Storm Catの母の全弟だったPancho Villaの後継種牡馬がわずかに多いくらいで。それだってマイナー馬産地で実際に(サラブレッド相手の)種牡馬生活を送っているかも怪しい感じ。
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ホットスタッフさん
意外と日本向きなのかなぁと考えたこともありました 笑
でももう傍流に入りこみましたか。 -
あー! オンエアーいましたねー! 相当な話題だったのと、故障したとき杉浦現調教師がボロクソに叩かれてたのを思い出した。
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ホットスタッフさん
そうですね。大物と言われながら順調に行かなかった馬が多いですね。オンエアー、ティエッチアート然り…
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ヒシマサルくらいですかねえ、紛う事無き活躍をしたと言えるのは。あとはダビスタの種牡馬で名前をみたセクレファスターとか、ミホノブルボンのダービーに出てたアストロゲートくらいしか思い出せない。
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ホットスタッフさん
セクレタリアトの産駒、競走馬としても種牡馬としても日本に来ましたけど、突き抜けることはありませんでしたね。