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2012/02/11 19:05
【本マイ血】リローンチ系無名支流の5歳デビュー馬がマイナー血統対決も制して初勝利
2月10日にデルタダウンズ競馬場で行われた未勝利戦(4?5歳牝馬、ダート8ハロン、8頭立て)で、1番人気のPeyton's Kiss(牝5)が危なげなく5・1/2馬身差で逃げ切り、2戦目での初勝利。明け5歳の今年1月にようやくデビューし、初戦は7着だったが、調教では走っているようで、それが5歳まで我慢してデビューにこぎつけた理由かも。
http://www.equineline.com/Free-5X-Pedigree.cfm?page_state=ORDER_AND_CONFIRM&reference_number=8083091®istry=T&horse_name=Peyton's+Kiss&ASCID=1443262
勝ち馬は3代父がIntent系の名種牡馬Relaunch。この系統自体はBCクラシック連覇のTiznowが種牡馬として成功しているほか、SkywalkerやHonour and Gloryなどのラインもあり、北米に限ればさほど珍しくはない。ただ、勝ち馬の祖父のCollectibleはG2で2着、父のRecessibleはステークス3着が2回と、なぜつながっているのか謎のマイナーラインだったりする。一応、Collectibleは半兄にG2勝ち馬が、Recessibleは従姉の産駒に香港カップの前身の香港国際カップなど重賞4勝のミッドナイトベットがいて、まったくダメな血統ではないっぽい。
とはいえ、日本基準で考えると、父もそのまた父も二流馬の産駒が5歳までデビューを待ってもらえるとは考えにくく、ずいぶんとおおらかな話だなぁ、と思う。
なお、3着馬Love's in StyleはRound Table系最後の活躍馬かもしれないK One Kingの産駒で、2着馬Dr. SilentもAlydar産駒の無名馬Autocracyから続く父系出身と、ある意味豪華な顔ぶれのレースとなった。