517件のひとこと日記があります。
2012/09/03 13:55
ハットトリック産駒ハウグレートが米G2で2着など、週末の日本関係馬のニュース
●ハットトリック産駒ハウグレートが米G2で2着
9月2日にアメリカのデルマー競馬場で行われたデルマーダービー(G2、芝9f、10頭)にハットトリック産駒で米G3勝ち馬のハウグレート(Howe Great)が出走。3番手追走も逃げた勝ち馬をとらえきれず、3/4馬身差の2着に敗れた。
大外枠だったが好スタートからスムーズに先手をとれたので、内枠でも逆転できたかは微妙なところかも。今季7戦して着を外したのはG1の1回のみと安定はしているけど勝ち切れないこともままある。もう1つ2つは確実に重賞を勝てるはずなので、じっくり追いかけてみたい。
●エイシンアポロンの半弟がトルコ国内G2で勝利
9月2日にトルコのヴェリエフェンディ競馬場で行われたトルコ国内G2インターナショナルトプカピトロフィー(3歳以上、芝1600m、11頭)でドバイG1ジェベルハッタ勝ち馬マスターオブハウンズ(Master Of Hounds)が単勝2.05倍の1番人気に応えた。マスターオブハウンズはマイルチャンピオンシップ勝ち馬エイシンアポロンの1歳下の半弟。
このレースはおそらくトルコ版ジャパンカップみたいなもので、海外からの招待馬にトルコ産馬が挑むという図式になってるっぽい。デットーリ、スミヨンなどのトップジョッキーが集まり、ハットトリック産駒のダビルシム(Dabirsim)を管理するC.フェルラン師も参戦している。賞金は22.5万ユーロと欧米と比較してもなかなかの高額。同日にデインドリームが勝ったバーデン大賞の2倍近い賞金規模なので。
マスターオブハウンズはこのレースで唯一の国際G1勝ち馬で、ほかはせいぜいG3程度なので、ここは勝って当然。トルコ産馬は4頭参戦して4、6、9、11着だった。
●母父フジキセキの3歳馬が豪G3で昨年の無敗の2歳王者に次ぐ2着
9月1日にローズヒル競馬場で行われたザ・ラントゥザローズ(G3、3歳、1200m、6頭)で母の父がフジキセキのユアソング(Your Song)が2番手追走から4コーナーで置かれ加減だったがしぶとく食い下がって2着に粘りこんだ。
勝ったのは昨年の2歳王者で6戦6勝のピエロ(Pierro)。馬なりで先頭に立つと数発ムチを入れられた程度で今季初戦を完勝した。通算7戦7勝。昨年はシドニーの二歳三冠を中1週→連闘で制している。今後はコーフィールドギニーからコックスプレートを目指すと思われる。どっちも勝ったらブラックキャビアの次のスターはこれで決まり。
●ハットトリック産駒ダビルシムの半妹がデビュー戦で4着
9月2日にハットトリック産駒で昨年のフランス年度代表馬のダビルシム(Dabirsim)の半妹イストリアヌ(Istriane)がロンシャン競馬場でデビュー。スタートで出負けして後方2番手から直線差を詰めるが伸び切れず、4着に終わった。
イストリアーネの父はSlickly。昨年のアルカナオーガストイヤリングセールで25万ユーロで落札され、名門アンドレ・ファーブル厩舎に所属している。さらに1歳下の半弟(父Holy Roman Emperor)も今年の同セールでクールモアグループに25万ユーロで落札されている。ちなみにダビルシムは2年前の同セールで3万ドルでした。