ハットトリック産駒ハウグレートが米芝G3に登録　G1勝ち馬デュラハンとの対決

ハットトリック産駒でDabirsimに次ぐ活躍のHowe Great(牡3)が、前走後の調教師のコメントどおり、3月11日(日本時間 3月12日午前6時5分)にガルフストリームパーク競馬場で行われるG3パームビーチS(3歳、芝9ハロン、6頭立て)にエントリーしています。これが初のグレードレース挑戦となります。鞍上はJ.ヴェラスケス騎手に戻るのが心強い。約100mの距離延長は前走の印象だと心配ないでしょう。

6頭立てと少頭数ですが、AWのG1ブリーダーズフューチュリティを勝ったDullahanという難敵がいます。当時は人気薄での勝利でしたが、次走のBCジュヴェナイルでは離されたものの最後方から4着に入り、フロックではないところを見せています。そのほかは芝G3で2着があるCoalportが要注意でしょうか。準重賞2着が2回あるArgentine Tangoは使い詰めで上がり目は見込めず、残る2頭は特に見るべきところはない印象。

Dullahanは明らかに追い込み型で、ほかの4頭もできれば先手はとりたくないタイプ。おそらくHowe Greatが逃げることになりそう。2番人気は間違いないレースで他馬の標的となるわけで、ここで勝てればいずれはG1、と夢が広がること間違いなし。準重賞は楽勝だったHowe Greatですが、さらにレベルの高い相手にどこまでやれるか注目です。