2018 菊花賞見解?

1.アイトーン
前走は皐月賞同様、何が何でも逃げようとした結果マルターズアポジーと競り合い自滅。若葉Sは競りかけてくる馬がおらずマイペース逃げが出来たが、同型がいると厳しい。

2.グレイル
前走は絶望的な位置から追い込んで3着と、優先出走権目的としては良かった。上がりは毎回使えているが、位置取りがあまりにも後ろ過ぎる。さすがに今回最後まで最後方付近は無いと思うが、かと言ってロングスパート向きの馬でも無いと思う。また、グレイルの馬主であるカナヤマホールディングスは芝2400m以上に実績が全く無い。それこそこの馬の前走2200m3着が最長実績。重賞勝ちもカツジ、カシアスなど、この馬主が所有する馬は短距離に実績が多い。あくまで今までそうなだけで、もし距離が問題無かったら1番怖い馬。

3.ブラストワンピース
前走は相手に恵まれた面もあるが、やはり素質がかなりあると改めて感じさせる内容。ローテが謎だが、それは毎日杯→ダービーでもそうで、特に問題は無かった。そもそも使い詰めるとパフォーマンスを落とすタイプの馬なので、あえてゆとりを持たせたかったが故の新潟記念。3000mはベストではないがベターだと思うし、馬自体は非常にポテンシャルが高い。ローテ以外は特に不安要素が無いので普通に買い。

4.ジェネラーレウーノ
タフな流れになったレースで2番手から押し切れる強い馬。折り合いを欠いたダービーの時よりも馬が成長しており、距離もこなせると思う。輸送を全く経験したことの無い関東馬というのは非常に気掛かり… 新馬の函館は早い段階から現地で在厩調整していたもので度外視。アイトーンが最内枠に入ったことから、皐月賞同様2頭が離し逃げする隊列、あるいはメイショウテッコンも付いていく流れになりそう。ハイペースの消耗戦が向くとはいえ、3000mでとなるとあんまり買いたくはないが…

5.エポカドーロ
前走のようなことはさすがに今回は無い(?)だろうし、この馬は逃げても番手でも競馬が出来るタイプで、今回は逃げたい馬が他にいるので3,4番手の競馬になると思う。隣枠の2頭が有力所で、しかも前に行く馬。その馬たちを見ながら位置を取ることも出来るし、そもそも内枠なので普通に勝ちそう。秋華賞でも触れたが、関西G?の戸崎というだけで馬の力が相殺されそうだが。皐月賞馬、ダービー2着馬に対して失礼な気もするが、怖くて本命には出来ない… 消すのはもっと怖いので抑えると思うが。

6.メイショウテッコン
逃げた方が良いタイプだが、春先の内容から前目であれば控えても大丈夫。どの馬も走ったことがないので感覚的な所になるが、菊花賞が1番向くのはこの馬だと思う。前走松山が4角である程度のセーフティリードを保つような逃げ方をしたかったと言っていたので、今回は他の馬の出方次第だが、少なくとも最後の4角で後続を引き離しているような競馬をするはず。それはジェネラーレウーノ、エポカドーロにとっても同じことが言えると思うので、他馬との兼ね合い、仕掛け所とペースが非常に大事になってくる。純粋に強い馬だと思うので高評価。

7.ユーキャンスマイル
前走は休み明けで、同コースをレコード勝ちしたダブルフラットを差し切り勝ちという良い内容だった。この馬は、右回りだとかなり内ラチにもたれる癖がある。新馬からずっと騎乗していた武豊がまともにゴール前で追えなかった程。だからこそあの酷暑の中、休み明けでわざわざ左回りの新潟に遠征したのではないか。この馬自身G?、G?でも一枚足らない上に、左回り→右回りの時点で消しだと思う。

8.カフジバンガード
ここ3走は自己条件に戻って安定した走りをしている。前走圧勝しているが、自己条件に戻った3走前に1600mを使っているように、陣営がそもそも長距離向きだと思っていないことの表れに見える。重賞でも良績が無く、1番負けた時が、1番長い距離を走った時というのも尚更…

9.エタリオウ
いつも相手なりにキレのある末脚を繰り出すが、毎回それ以上に強い馬がいて勝てないという、いかにもステイゴールド産駒らしい馬。今までのローテを見るように、長距離適性は抜群にあることは明らか。デムーロが早くから神戸新聞杯→菊花賞のセットで騎乗を決めていたことからも、当然ここは有力視。気になるのは前走デムーロが、スタートから全然進んでいかなかったと言っていたこと。でもスタート後にデムーロは手綱を引っ張っており、どっちみちそういう競馬をするつもりだったのかもしれない。多少の不安要素もあり、押し出される形で1番人気になりそうだが普通に上位評価せざるを得ない。