2018 菊花賞見解?

7.アルアイン
前走は離れた2番手で実質レースの主導権を握りながら上手く運べたが、休み明けで反応もあまり良くなかったレイデオロに最後はキッチリ差された。3着以下とはかなり着差があるので内容的には良かったと思う。東京芝(特にG?,G?レベル)はどんな展開でも、基本上がりが使える馬が台頭しやすいコース。G?馬でレイデオロを負かした経験も何回かある強い馬だが、ダンビュライトを少し強くしたイメージ。馬の力が、というよりは東京が向くタイプの馬ではない気がする。サンデーRで先行脚質で北村友一なので、鞍上にとっては秋華賞の二の舞は避けたい所だと思うが…

8.ダンビュライト
前走オールカマーの時にも触れたが、この馬はキレる脚が全然使えないので、前走はよく3着に来た方だと思う。同世代のアルアインと比較して単純に脚が遅く、皐月賞で不調だったレイデオロに先着も厳しい。今回はそのレイデオロと双璧をなすスワーヴリチャードがいる。普通に考えてこの3頭がいる以上、馬券圏内はキツそう。瞬発力が求められる東京代わりもプラスとは思えず、武豊も今回はマカヒキにテン乗り。年明けのAJCCでまた狙いたい。

9.サングレーザー
前走はあわや前が壁というくらい福永が終始内で脚を溜め続けたことで、最後の100mくらいでキレキレの脚で勝つことが出来た。そもそも前走は距離不安があったので、最初からロスの無い競馬をすることが大前提だったと思う。2000mが大丈夫なことは示されたが、最後方から3角?4角で大外を回って2着のマカヒキの方が、力は上だと感じた。G?でも十分やれている馬だが、それはあくまで1600mまでの話。この距離のG?でも通用するかは何とも言えない…

10.キセキ
前走は出遅れながらも川田が位置を取りに行ったのが良かった。ステファノスと評価は変わらないが、そもそも毎日王冠はレース傾向として、4角通過順が着順とほぼ同じレースだった。逃げたアエロリットが後続にある程度脚を使わせていたことで、番手のステファノスやこの馬以上に、後方の馬に力が無く追い込めなかった。アエロリットもだが、唯一後方から追い込んで来たステルヴィオを評価すべきレース。今回包まれないこの枠で、前に行きそうな馬も少ないのである程度位置を取りに行くとは思う。ただ今回はそれで凌げるレベルの相手ではない。後方で溜めても近走からは以前のような末脚は繰り出せない。

11.ミッキーロケット
宝塚記念は馬場が渋ってキレ味を問われるレースにそこまでならなかったのと、内目をマクって競馬が出来たことが大きかった。昨年の秋天は参考外なので何とも言えないが、中日新聞杯では斤量差があったとは言えメートルダールにあっさり千切られ、日経新春杯も中々伸びず、メンツが揃っていた京都記念では大敗と、広いコースでのキレ脚比べになると分が悪いと思う。

12.サクラアンプルール
前走は吉田隼人の仕掛けが速過ぎたことを考えると、悪くはない内容だった。昨年の秋天は度外視で良いが、大阪杯、有馬記念とG?では足らないと思う。また、この馬が好走する時は道中外を回らず内で脚をじっくり溜めて、直線でもインを突く、あるいは直線で馬群を割りながら差して来た時。この枠では最後方に下がるくらいしかそういう競馬は出来ないと思うし、外を回して差し切れる相手ではないと思う。

13.アクションスター
G?どころか、G?、G?、そしてOPも近年ずっと馬券圏内に来ておらず、さすがに厳し過ぎる。

現予想
◎◯デムルメ
▲マカヒキ
△ヴィブロス
△マカヒキ