2018 エリザベス女王杯見解?

9.クロコスミア
前走はこの馬自身の走りは出来ていたが、上位馬に32秒台の脚を使われてどうしようもなかった。昨年の府中牝馬S、エリ女を始めスローで逃げるか、2番手あたりで競馬が出来れば怖い存在。近走は牡馬の一線級、しかも海外でも走ってきて大きく負けていないだけに、叩き2走目で牝馬限定戦となれば大きく巻き返してきそう。ただ、調教時計がかなり遅く、過去のこの馬の調教を見返しても、今回は動かな過ぎのように見えるが… 動きの悪さは昨年JCのサトノクラウンを思い出す。

10.ヴァフラーム
しばらくハンデ戦、あるいは軽量騎手を使っているのは、地力勝負では分が悪いと陣営が捉えている証拠。ハンデ戦でもなく、軽量の恩恵を受けられない今回は狙い所では無い。

11.スマートレイアー
前走は浜中が謎に位置を上げたことで、最後余力が無かった。8歳牝馬ながら春天に出走するなど頑張ってはいるが、京都の武豊は怖いが、過去3回出走して馬券圏内が無いエリ女で8歳馬を買おうとは思わない…

12.リスグラシュー
昨年のエリ女はかなり出遅れた上にペースが遅かったので消化不良だった。実際この時上がり最速で走れている。モレイラもそこは分かっていると思うので、中団くらいにつける競馬をしてくるはず。武豊はスマートレイアーが先約だったとはいえ、早い段階でモレイラを乗せることは決まっており、勝つかは微妙な所だが戦績的に切ることは出来ない。

13.ノームコア
秋華賞は疲れが取れず回避したようだが、紫苑Sは
好位から上がり最速で後続を突き放す完璧な内容だった。個人的にはカンタービレにルメール、ノームコアにデムーロ弟の方がしっくりくるが、カンタービレは秋華賞メイチだったことを考えると、この馬の方が上積みはありそう。いずれにせよ、ルメールは買い続けるしかなさそうだが…

14.ワンブレスアウェイ
以前のような出遅れ癖は解消しつつあるが、重賞で走るようになってからは、条件戦時程上がりが使えておらず、今回も特に推す要素は無いと思う。むしろ福島記念なら狙いたかったが…

15.エテルナミノル
函館記念は有力馬が後ろ過ぎて仕掛け所でもたついていたこともあり、かなり恵まれての3着。昨年のエリ女、今年のヴィクトリアマイル同様G?では厳しい。

16.コルコバード
前走はほとんどの馬が最後バテバテの中よく伸びてきたと思う。前走は距離延長もありロングスパート勝負しやすかったが、この馬は2走前、3走前の内容からしてエンジンの掛かりが遅い馬だと思う。2走前は3?4角で置かれそうになって早めに鞭を使っており、3走前はスローペースで好位に付けて、直線も前が完全に空いていたが、ゴール直前で逃げ馬を捉えていた。エリ女は3角?4角の坂の下りから自然とペースが上がるので、タフな2600mを使われた反動が出そう。

17.ミスパンテール
前走は休み明けも災いしたのか、後方から終始伸びずの敗戦。オークスは明らかに2400mが長く、だからこそ昨秋以降はマイルを中心に使われて来た。ダイワメジャー産駒は地力が高い馬が多いが、中長距離重賞になると実績がほとんど無い(ロードヴァンドールとカレンブラックヒルくらい？)。前者は徹底的な逃げ馬で、後者はG?馬と秀でた特徴があり、大外枠となると思い切って逃げるか、ポツンからのイン突きするかしないとハマらないと思う…


現予想
◎?△外人+池添