2019 フェブラリーS見解?

8.モーニン
前走は58kgを背負って後方から追い込み、前々走は1200mのG?で追い込んで4着。コーラルSでも58kgを背負って差し切り勝ちと復調気配にある。ピーク時は今回と同じローテで勝ったが、今のこの馬には1600mは長い。古馬になってから幾度となく1600m以上で結果が出ていない反面、一瞬のキレが求められる1400m以下で結果を残せるようになっている。持続的な瞬発力を求められるワンターンの1600mは向かず、そういう力を持つスペシャリストが集まる今回は尚更厳しい。

9.ワンダーリーデル
この馬は間隔を詰めて使えているうちは、OP?G?くらいであれば相手なりに走る。そのため、休み明けで惨敗した立夏Sは仕方ないと捉え、詰めて使えて状態が良い夏至Sで、もう1度1600mにトライしていた。それで好走出来なかったため、以降は1400m以下に拘ってきた。恐らく前走初の重賞で健闘し、詰めて使える状態であることから参戦したのだろうが、かと言っていきなり1600mが向くとは思えない。

10.サンライズソア
前走は位置取りが後ろ目になりながらも3着と健闘した。先行すればペース不問で好走出来る馬で崩れないタイプ。この馬はワンパターンのギアしかないが、中々しぶといために大きく垂れることがない。1600mのイメージがあまり無いが、何気に1600mでも崩れていない。むしろ芝スタートの方が先行力が活きる馬なので、とにかく前に行ってどこまで後続を凌げるかだろう。近い位置にインティがいるはずなので、少なくともインティよりは早目に仕掛ける、動くしか振り切れない。今回このワンパターンのギアで、強力差し馬勢とインティを相手にするのは若干厳しいと思うが… ある程度ペースが流れても粘れる脚はあるので、抑えとして考えたい。

11.コパノキッキング
前走は1400mへの200mへの距離延長が不安視されたが、後続を振り切り差し切り勝ち。位置を下げずに徐々に押し出していったマーフィーの騎乗も大きかった。ただ1200mでの突き抜け方を見ると、距離延長する度にマイナスになると思う。マーフィーは1600mは厳しいと明言していた。これをどう捉えるかは様々だが、過去に似たような事例があった。
ロアリングライオンとベンバトルは2400mで実績を残したい(凱旋門賞が2400mなため)陣営に対し、マーフィーは2000mがリミットだと濁していた。結果2頭とも2400mでは着順を落とした。また秋はスプリントG?を目指すと言っているが、本当に1600mが合うなら、普通は1600m以降の可能性を視野に入れて一旦留保するのが筋だと思うが…それに、藤田菜七子自身斤量57kgはキツいはず。

12.ノボバカラ
近走戦績と、ダートが頭打ちになり芝路線に切り替えたりと完全にピークが過ぎている。ただ二の脚が速いので、極端な出遅れさえなければ先行出来る。前に行けばよく残すミナリクを乗せるということは、2?4番手は取りに行くとは思う。

13.ノンコノユメ
昨年の根岸S、フェブラリーSは展開と枠の恩恵もあったが、この馬本来の末脚を活かせていた。3,4歳時は出遅れても反応が良かったが、成長するにつれ気性の難しさと、ズブさが散見され始めたことがここ2年で凡走が多い原因。そのため、ワンターンで後方一気が決まりやすいこのコースくらいしか買い所がない。それでもウチパクに乗り替わってからは堅実に脚は使えているし、ここでも昨年のように台頭の余地は十分ある。後は展開がハマるかどうかだけ。

14.オメガパフューム
前走はダート界を牽引する馬たちを相手に、着差以上の強い勝ち方。この馬は左回りと右回りで結構パフォーマンスに差が出る。右回りでは長く良い脚を使ってロングスパートが出来るのに、左回りだと走り方の影響で加速がつかない。そのため、左回りでは仕掛け所でワンテンポ置かれてしまう。この馬はズブい所があるので、右回りでコーナー4回のレースでは、流れが落ち着く向正面?仕掛ける競馬が出来る。しかし左回りのワンターンではそれが出来ない。これは大きなマイナス要素で、この馬を1番買いたくないコース。また、強い4歳世代だが今回は斤量が2kg増える。デムーロも本来であれば今回はルヴァンスレーヴに騎乗予定だった。この馬を評価しているので、チャンピオンズCでは弟が騎乗したのだと思う。しかし、ルヴァンスがフェブラリーS回避を表明した時期と、オメガがデムーロでフェブラリーSに参戦を表明した時期が同じ。逆に言うとルヴァンスがフェブラリーSに参戦していたら、当然オメガには騎乗する予定は無かった。偶々かもしれないが気にはなる。


現予想
◎ゴールドドリーム
◯インティ
▲ノンコノユメ
△クインズサターン
△サンライズソア