1607件のひとこと日記があります。
2019/03/30 15:31
2019 大阪杯見解?
1.マカヒキ
前走は相変わらず伸びそうで伸びないもどかしい内容だった。G?までなら札幌記念のように展開さえハマれば十分やれる。ただG?になると、展開さえハマればという面に頼っている以上、力が一枚足らない。2.3番手にすんなり付けれるなら別だが行き脚が付かない。ディープ産駒にありがちな早熟で成長度に乏しいタイプなので、今後もこういった内容のレースが続くと思う。G?では買えない。
2.ワグネリアン
今回が半年の休み明け。前走は藤岡康太だったがダービー馬に相応しい内容だった。負けているレースが直線の短い2000mなように、このコースは本質的に合わない。ただ、皐月賞はハイペースで前が残り、弥生賞は勝ち馬が強かったという側面もある。ダービーは福永自身が未勝利、不利と言われる8枠とのことで、リスク上等で位置を取りに行ったとのこと。この馬は折り合いが難しいので、本来後方で前に馬を置いて脚を溜める競馬がベスト。一昨年のマカヒキやアンビシャスのように、後方差し届かずのイメージしか湧かないが…
阪神内回り2000mの大阪杯は、毎年有力馬が後方差し届かずのケースが必ず生じる。今回それに該当するのがこの馬だと思う。枠もキツイ。このコースはイン突きがハマりにくく、今までの競馬ぶりからも外を回してくるのがベター。昨年この馬番で最悪の騎乗をした人程よりは全然マシだが。
3.アルアイン
前走はテン乗りの柴山という影響もあったが、内容がイマイチだった。馬場自体はこなせるし、多少のロスはあったが位置取りも悪いわけではなかった。やはり左回りが合わないのと、過去最高馬体重だったことから仕上がり面でも響いた。そう考えると、この馬が馬券圏外になったのは、不得手の左回り、海外、極悪馬場で距離自体長かった菊花賞、致命的不利を受けたシンザン記念と、敗因が非常に明確。昨年の大阪杯でも、一瞬前を捉える勢いだったし、馬具(ブリンカー)を着用し始めた人気の無い実績馬はよく走る。逃げるキセキを前に、という意味では秋天を経験していることもプラス。人気の盲点だと思う。
4.エポカドーロ
前走は休み明けで3000m→1800mへの大幅距離短縮もあり、先行するのに時間が掛かっていた。展開的にこの馬に向いていたが、時計が出る馬場だったことが良くなかったとのこと。思えば、皐月賞は特殊な流れだったし、ダービーは内の先行がかなり有利で、最近良い所が全く無いコズミックフォースが残れたレース。戸崎が言っていた通り、瞬発力が乏しいので早め早めに競馬をするか、馬場がかなり重くなるかでないと厳しい。
5.ムイトオブリガード
ここ2走は重い馬場でこの馬本来の力は出し切れていない。スローの瞬発力勝負に強い馬で、東京2400mで一気に力を付けてきた。2000mが短いというわけではないが、この馬は外回りの大箱コースでこその馬。小回り小倉に勝ち鞍があるが、相手が弱過ぎた上に、マイペース逃げが出来ただけ。昇級戦のアル共でも十分やれていたように、同コースの目黒記念に出走したら狙いたい。
6.キセキ
昨年秋は古馬王道路線を唯一走り切り、全て好走という内容だった。これまで何度も触れているが、とにかく川田の脚質転換と、春先のデキの悪さを回復出来たことに限る。今回同型がおらずここも逃げの手に出てどこまでだろう。ただ状態面が気になる。一昨年は不良馬場の菊花賞、海外遠征(遠征先で皮膚病に罹った)などが積み重なり、年を越しても状態が戻って来なかった。それでも立て直してきたが、昨年秋は世界レコードのJCやタフな有馬など連戦してきた。毎日王冠→有馬記念まで調教が下降線だったように、状態落ち、負担があったと思う。昨年の日経賞では状態落ちの影響を強く感じたため切ったが、今回も似たような感触を受ける。また、休み明けは毎回出遅れるのも気掛かり。
7.ブラストワンピース
昨年はダービーと菊花賞で流れが噛み合わなかったが、有馬記念でこの馬本来の力を出せた。馬場も鑑みてある程度出した池添の騎乗も上手く、レイデオロの追撃を着差以上に凌げていた。暇さえあればご飯を食べまくる大食漢なので、休み明けも含めて大幅馬体重増が気掛かりだったが、調教後馬体重からその心配は無さそう。ただ、中間の調教でかなり一杯に追われていたので、休み明けの分まだピークの出来ではないのかもしれない。だが、3歳馬で有馬記念を勝った馬は複数G?勝ちの馬ばかり。またG?を勝てる馬だと思うが、阪神内回りへの適性が疑問なので、その分評価を下げる。