1607件のひとこと日記があります。
2019/04/12 19:49
2019 皐月賞見解?
1.アドマイヤマーズ
前走はスタートが上手いのが仇となった。無理に抑えるよりは、逃げる方がマシなので仕方ない。今回は東京よりは瞬発力勝負になりにくいコースになるし、その点はプラス。懸念点は初の2000mと、全く乗れていない鞍上だけ。距離延長が大丈夫なら、素直に距離が伸びても大丈夫と言うが、騎手も陣営も少し距離が伸びるくらいなら大丈夫という発言をしている。これは、やはりダイワメジャー産駒らしく、マイルがベストという裏付けでもある。デムーロはサートゥルナーリアを取られたが、サートゥルナーリアを最も理解している騎手でもある。ある意味どういう競馬をするのがベストか想定はしやすいし、ここは良い走りを期待したい。
2.サトノルークス
前走はスムーズなレース運びで内容は良いが、この手の馬はあまり信用出来ない。「この手」というのは少頭数でのレースばかり使われ、良い勝ち方をしてきたパターンのこと。こういう使われ方をしてきた馬は、多頭数で相手が一気に揃うと、流れや位置取りの変化に対応出来ず凡走が多い。最近ではサトノラディウス、ロジャーバローズなんかもそう。ルメールらモレイラが騎乗してきた点で力はあるのだろうが、ここで買う程の魅力は感じない。
3.ファンタジスト
前走は正直距離が長いので厳しいと思っていた。ただ最内枠を活かして終始インで脚を溜めて、コーナーで外に出す武豊の無駄の無い騎乗だったとも言える。前走の結果を踏まえても、やはりこの馬にはマイル以下、あるいはスプリントがベストだと思う。仮に2000mが大丈夫だとしても、今回は2000mに強い馬がたくさんいるし、相手関係的に、善戦はあっても…という捉え方をしている。
4.ダノンキングリー
前走は32秒台の上がりを使う素晴らしい瞬発力を見せた。上がり2位の馬とは0.6秒の差があったように、この馬が抜けて強い走りをしていた。これだけ瞬発力勝負に秀でた内容だと東京でこそとは思うが、2走前の中山の内容が非常に良い。前半3F34.7という速い流れを自ら動いて、中山で1分33秒台で勝つのは、力のある馬でないと出来ない。この時点で十分クラシックで戦えることは明らかだった。コーナーで動ける自在性も証明済みだし、短距離に秀でたマイグッドネス一族らしくなく距離適性が広そう。ダービーでも有力だと思うし、ここは高い評価をしたい。
5.ランスオブプラーナ
前走は主導権を握り後続を寄せ付けない良い内容だった。きさらぎ賞も同様に結果を出しているし、今回も逃げてこそだろう。しかし、皐月賞はスローだろうがハイペースだろうが後続が一気に殺到するレース。昨年は特殊過ぎる流れだったし、馬場も悪かったから度外視。17頭を引き連れて押し切るのは厳しいように思うし、何より関東遠征が今回初めてなのはマイナス。
6.クラージュゲリエ
前走はこの馬には不向きの速い上がりが求められる瞬発力勝負になってしまった。その点今回のコースの方が向いてはいる。この厩舎がなぜ横典を乗せるのかは謎。この馬は気性的に幼く、なおかつ行き脚に乏しくてズブい面がある。それは札幌の時の通過順にも現れており、京都2歳Sでも、モレイラは早めに追い出して馬の気を持たせるようにしていた。まだその点が改善されているわけではなく、一気に頭数が増える今回では中々難しい。
7.ヴェロックス
前走は2着馬に0.5秒差付ける完勝振りだった。野路菊Sでカテドラルに先着されたのは微妙ではあるが、コーナー4回のコースに限定すれば無敗で強い勝ち方ばかりしている。戦績的にサトノルークスやアドマイヤジャスタと似ているが、関東遠征を経験していること、好位追走で2頭と同等以上の脚を使えることから、この馬に関しては抑えても良いとは思っている。ただ楽な競馬しかしてきておらず、タフなレースになりやすい今回どうなのかという懸念はある。他に抑えたい馬がいなければ抑えるという扱い。
8.ニシノデイジー
ここ2戦はとにかくレース運びがチグハグな内容。ホープフルSでは追い出しを待たされ、弥生賞では馬場の悪い所を通っていた。正直騎手で損しているのは否めないが、鞍上も巻き返しに躍起になっているとは思う。ついに今年未勝利のまま皐月賞を迎えてしまったが。ただ、東スポ杯2歳Sのような脚もあれば、札幌2歳Sのようにマクりながら長い脚も使える。前走は馬場が重過ぎたが、多少渋るくらいなら大丈夫。力は間違いなくあるし、馬どうこうより勝浦次第。
9.メイショウテンゲン
2着馬のシュヴァルツリーゼと評価は似ているが、前走は馬場が重くなったことと有力馬が総じて垂れたことが大きい。今回はあそこまで悪馬場にはならなそうだし、何より相手が強い。正直弥生賞組に関しては、好走した馬ほどあまり評価していない。