1607件のひとこと日記があります。
2019/04/26 20:14
2019 天皇賞(春)見解?
1.チェスナットコート
前走は海外帰りの休み明けが響いたのか、昨年と違い凡走だった。昨年の春天は条件戦連勝→日経賞好走と馬の状態が非常に良かった上での5着。また、目黒記念の際時計が速くて厳しかったと言っていた。そして、前走はペースが上がってから追走が一杯一杯になったとのこと。海外遠征はただでさえ馬に負担がかかる上に2走とも重馬場だった。そして前走休み明けとはいえ負け過ぎだった。まるで昨年春先のキセキのような感じ。今の京都は先週芝2200mのレコードが出たように例年以上に時計が出やすく、なおかつ前走の内容から今回激変する感じがしない。
2.エタリオウ
前走は武豊(メイショウテッコン)の巧みな逃げに翻弄されたもので、この馬自身休み明けだったことも考えると十分な内容。父譲りのシルバーコレクターで中々勝ち味に遅い。裏を返せば非常に安定感があるということ。ただ気性が難しく、先行すると掛かり、抑えると行きたがるという大変な馬。とにかくこの馬は、気分を損ねないような競馬をするだけ。ダービー、神戸新聞杯の内容からも後方に構えても競馬は出来る。ただ春天はあまりにも後ろにいると厳しいので、そこはさすがにデムーロも分かっているはず(過去に春天で後ろ過ぎる騎乗を何度もしていた)。今回相手があまり揃わなかったし、ここも馬券圏内は堅い。
3.リッジマン
前走はロングスパート勝負の消耗戦で、むしろこの馬には向きそうな流れではあった。大半がバテバテの札幌2600mやステイヤーズSを勝っているように、時計の掛かる消耗戦には滅法強い。有馬記念も思った以上に走れてはいたが、あれは時計が掛かった分の着差。アルバートに似ていて、3200mですら短そう。
4.ヴォージュ
前走は逃げれず、粘れずで良い所が無かった。万葉Sではハナを取り切って、和田が大逃げをしながらも、上手く息を入れる絶妙なペース配分だったことが大きい。今回同型はいるが先手を取ってこその馬なので、無理にでも主張はするはず。ただG?でも全然通用しておらず、さすがに無理があると思う。大逃げ宣言しているように、万に一つハマっでも、こればかりは想定して買い辛い。
5.メイショウテッコン
前走は逃げの武豊に相応しい完璧なレース運びだった。スタートが決まり、早めに仕掛けてきたエタリオウに対して落ち着いた運びをして、文句無しの騎乗だった。それと同時にエタリオウしか状態的に強い馬がいなかったのも事実。菊花賞は逃げれず終始控えて惨敗したように、やはり気分良く運ぶことが理想。今回は力的に控えては意味が無い同型がいるので、スンナリ逃げることは難しいと思うが、2,3番手でも結果は出せている。
斤量が3kg増えて、なおかつ前目で押し切れるかは微妙だが、頭数も少ないし騎手的にもしれっと3着とかは十分ありそう。リズムよく運べば、ワグネリアン、エタリオウと差の無い競馬が出来るし評価は必要。
6.カフジプリンス
前走はハイペースのスタミナ勝負になったことが良かった。非常にズブい馬で京都の下り坂で加速が出来ない。スタミナと同等にスピード性が求められるこのレースは適性面で合わない。
7.グローリーヴェイズ
前走は良馬場とはいえかなり馬場が重かった中で、内目を立ち回りロス無く競馬が出来ての勝利。超ハイペースの中メイショウテッコンがマクるなど、前が総崩れの展開の恩恵もあった。この距離は持たなくはないと思うが、合うわけではない。最も懸念されるのは馬格の無さ。馬体重が牡馬で450kg台と軽い上に、一気に斤量が上がるのはキツい。これは過去の春天でも物語っているように、それだけタフなレースということ。絶好調の川田から戸崎に乗り替わるのはマイナス。大きく崩れていない点は魅力的だが、積極的に買う程ではないと思う。