2019 オークス見解?

１０．カレンブーケドール
前走は出遅れたが、早め仕掛けの競馬で33.1の脚を使っての勝利。ただレースの上がりもかなり速かったので、それくらいの脚は他の馬も使えていた。この馬は新馬、未勝利戦でダノンキングリーなど強い馬と戦ってきていたので、ある程度高いレベルにはある。ただクイーンCで4着と、強い有力馬の中では力が及ばないと思う。

１１．シゲルピンクダイヤ
前走はかなりの出遅れながら、和田が馬群を縫いながらロスを省いた結果の2着。この馬の末脚と和田の騎乗が噛み合った2着。もし外を回していたら2着は無かった。1600mでのレースで、あの位置からあれだけキレキレの脚を使う辺り、スピード性に特化している。それを2400mで活かすとなると難しそう。ダイワメジャー産駒はアドマイヤマーズの皐月賞のように、2000mを超えてくると一気に凡走率が高まる。桜花賞は狙っただけにオークスは逆に買いたくない。

１２．ウィクトーリア
前走はかなりの末脚があり、逃げなかったことで漁夫の利での勝利。ただあの末脚はマグレで出せるものではなく、時計も十分良かった。問題は体質面の弱さにある。この馬は1走ごとに馬が頑張りしまい、体力の消耗が激しいとのこと。そのためあまり間隔を詰めて走れなかった。今回は優先出走権が得られたことで当然オークスへ、という感じになるのが普通だが、一旦放牧に出して様子を見ていたとのこと。間隔も今まで以上に詰まるし、同じような背景があった札幌2歳Sのような結果になる気がする。

１３．ラヴズオンリーユー
前走はモノが違ったといった内容で、自分から動いて行って最後まで垂れることなく完勝。ノーステッキで最後は流していたように、本気で走って
いるわけではなかった。全兄のリアルスティールの3歳時のように、この手の馬は操縦性が高く、ベストではない距離でも脚をしっかり使える馬が多い。初重賞が今回でまだキャリア3戦という不安はあるが、忘れな草賞→オークスはミッキークイーンのように結果が出ているローテでもある。
無敗馬はこの馬だけで若干過剰に人気はするだろうが、2400mもこなせそうで、脚も使え、キャリアが少ない分上積みも十分あることから、桜花賞以外の別路線組では確実に最有力。

１４．フェアリーポルカ
前走は大外枠から果敢に前に出して行きながらも5着と、中々骨のある内容だった。一旦は先頭に立って押し切るかと思われたが、最後には伸び脚が無かった。キレ負けが顕著だったように、長距離ながらスピード性が求められるオークスは向かない。

１５．ノーワン
前走はスタートで躓いた影響もあったが、力負けしての敗戦。凱旋門賞に登録してきたのは非常に驚いたが、そう考えるとこの距離に陣営は自信があるのかもしれない。ただ、他に距離が伸びて良い有力馬はたくさんあり、さすがに厳しいと思う。

１６．ビーチサンバ
前走はこの馬自身の力は十分に出せていたが、勝ち馬と2,3着馬の決め手に屈しての敗戦。2歳時とは違って速い上がりが使えることは好材料だが、2400mという距離に壁があると思う。母のフサイチエアデール、半姉のライラプスもオークスで跳ね返され、その後2000m以下にシフトしていた。また、全兄のフサイチリシャールも同様にダービーで凡走し、短距離にシフトしていた。
この馬自身も中団から速い上がりを継続して使えるタイプで、いかにも2000m以下の馬という感じ。クロフネ産駒で2400mは実績自体乏しく、今回は軽視。

１７．メイショウショウブ
前走は内のワイドファラオがすんなり逃げたことで、この馬を見る形でスムーズに競馬が出来たことが好走の要因。ダイワメジャー産駒らしく、1600mがベストという馬。そして好走した重賞はいずれもスローの雪崩れ込みのようなレースだった。オークスでそういう展開にはなりにくく、血統的にもこの舞台では推せない。

１８．フィリアプーラ
前走はフェアリーS以来の出走で間隔も空いており、状態面、力量面からも厳しい競馬となった。そもそも調整が上手くいかずぶっつけになった時点で、叩きみたいな感じだったと思う。フェアリーS組はどうもレベル的に疑問で、今回も厳しい競馬になりそう。


現予想見解
◎ラヴズオンリーユー
◯クロノジェネシス
▲コントラチェック
昨年は◎アーモンドアイ、◯ラッキーライラック、▲リリーノーブルと3頭だけ買って的中出来たが、今年も3頭狙いで考えたい。ラヴズ、コントラはヌルい競馬しか経験してきていないので、桜花賞組との比較が鍵になりそう。