1607件のひとこと日記があります。
2019/09/27 20:36
2019 スプリンターズS見解?
1.アレスバローズ
前走は致命的な大出遅れ最後方からになった。1200mであの出遅れではどうしようもなかったが、一応上がり最速の脚でつっこんではいる。この馬は揉まれたりごちゃついたりしなければ、確実に脚は使ってくる。2走前は好走したが、本質的に渋った馬場はマイナスで、なおかつ高松宮記念は内先行超有利の馬場。極端な出遅れにならず、前にしっかり壁を作り、馬群を捌けるという条件をクリアすれば一発あるとは思う。そこまで揃わないと好走してこなそうということは、逆に言えば大穴候補ともなる。菱田にそれが出来るか...
2.ダノンスマッシュ
前走は休み明けで、道中外を回らされるキツい形になったが、あれで最後はキッチリ伸びてくるあたり能力の高さが伺えた内容。高松宮記念は馬場差に加えて枠の差で負けたが、もっとフラットな馬場状態ならもっとやれていた。平坦コースに実績が多いのは否めないが、今のスプリント界では抜けている存在。他の人気馬に強力な馬が揃っているわけでもないし、結局回り回って本命にするのが妥当な印象。後はごちゃつかずスムーズなレースになるかだけ。こればかりはやってみないと分からない。
3.セイウンコウセイ
前走は前潰れの展開になる流れだったので、着順的には頑張っていた方だと思う。この馬はムラがかなり激しく近3走と、それ以前の3走の着順に表れている。要は、展開と馬場が向くか向かないかで丸っきり変わる。「渋った馬場で内先行有利の流れ」で好走する馬なので、今回前がある程度揃い、週中秋晴れがずっと続き週末も晴れる馬場となると適性的に真逆。
4.リナーテ
前走はずっと外を回らされたロスをことを考えると、内を回ってきたタワーオブロンドンとの着差的に良い内容だったと思う。正直武豊が乗るファンタジストよりこっちの方が魅力的な印象。展開待ちな感じはあるが、枠や位置取りに限らず脚を使ってくるし、器用な競馬が出来る強味がある。ただ、1200m実績がローカルばかりで、急坂中山1200mに対して対応出来るのかが疑問。ターコイズSは距離が長かったこともあるが、坂でダメだったこともあり得る。
5.レッツゴードンキ
前走は後方に控えて上がり3位の脚を使うも、レコード決着の馬場も相まって完敗。元々1600mだとピーク時でもパフォーマンスを落としていたように、距離が長い。改めて1200mの今回全身の見込みはありそうだが、いかんせんもう7歳にもなる。末脚は衰えているわけではないが、位置取りが物語っているように、最近はスッと反応していない。年齢を重ねて悪い意味で落ち着いてきた。ここも脚は使うも届かず... という展開になりそう。
6.ノーワン
フィリーズRは鞍上の強引なイン突きがハマったレースだった。一線級が揃うG?では惨敗しており、力的に厳しいと思う。初の1200mだし、2400m→1200mという大幅な距離短縮も気掛かり。だからこそ、動かせる剛腕のウチパクは良いかもしれない。
7.モズスーパーフレア
前走はスタートが良くなかったし外枠が仇となって、ハナに立つのに脚を使わされた。このコースでは強い勝ち方をしたし、前走あれだけの余裕残し、手応えの悪さで最後まで踏ん張ったことからも、上積みは見込めそう。ラピスラズリSと、カーバンクルS &オーシャンSのペースと勝ち方からして、ハイペースになろうとハナを切ってくるはず。いかにも罠っぽい馬な気はする(昨年のワンスインナムーンのイメージ)...
8.タワーオブロンドン
前走は展開が良かったし、開幕週の馬場である程度前に促したルメールの運びも良かった。だが、あの勝ち方は非常に強い内容で、1頭だけ次元が違かった。今回グランアレグリア回避でこの馬にルメールが乗ることになったが、ルメールはあくまでグランアレグリアに先約があっただけ。そもそもタワーオブロンドンは函館・札幌の時点では1200mを探り探りな感じで、スプリンターズSはまだ視野に入っていなかった。1200mへの対応はもう板に付いてきたし、まともならここも上位必至。まともというのは、この馬にしては使い詰めの夏からのローテが、今回に響いているかどうかという点。