1607件のひとこと日記があります。
2019/10/24 21:36
2019 天皇賞(秋) 見解?
1.カデナ
元々素質は高かったが紆余曲折を経て、今年に入って良い走りが戻って来た。展開的な恩恵もあったが、前走も最後方から突っ込んで来た。勢いがあって調子も戻りつつあるが、この手の馬をG?で買うなら、最低限連勝しているような強さが無いと厳しい。
2.アーモンドアイ
前走はスタート直後に致命的な不利を受けた影響が大きく、末脚は一頭だけ抜けていたのは明らかだった。休み明けで結果を残しているし凱旋門賞でエネイブル陣営が、アーモンドアイがいなくて良かったと思わせる程。1600mも合わなくはないが、本来このくらいの距離の方がベスト。今さらあれこれ言う馬でもないしロス無く運べる枠も良い。大幅な出遅れでもない限り、まず最有力も見るのが妥当。
3.ケイアイノーテック
前走は騎手がレース中ステッキを落とす失態もあったが、それを抜きにしても一線級相手だと非力な感じが否めない内容。これまでも大きく負けているわけではないのだが、どうも直線でNHKマイルのようなギアチェンジが出来ていない。陣営も一度ダート転向している背景からも、ここで急に走ってくる可能性は限りなく低い。
4.スワーヴリチャード
前走はベストの左回りではない中で好位からジリジリと伸びての3着。この馬は昨年の安田記念以来どうもスパッとキレるような以前の脚を繰り出せていない。前走のデムーロのコメントでも、今回もジリジリとしか伸びなかったとのこと。その辺は左回りに変わって多少は良くなるだろうが、昨年のJCはシュヴァルグランと僅差で、ドバイではシュヴァルグランに負けている。シュヴァルグランは戦績的に見ても7歳馬で衰えが否めない。この馬自身もG?で取りこぼしており、昨年の秋天、今年の中山記念と休み明けでの仕上がりが今一つ。ここは相手関係的に買えないと思う。
5.アエロリット
前走は1000m通過58秒台でも最後まで脚が鈍ることなくインディチャンプを差し返すレース振り。勝ち馬の次元が違かっただけで、負けて強しの内容。実際翌週同距離の府中牝馬Sでエイシンティンクルが同じようなペースで逃げて惨敗。それを追走した先行馬で残ったのはラッキーライラックのみ。普通はあのペースなら垂れる。強いのは強いが2000mは1F長い。今年の冬に左回りのアメリカに遠征したくらい、左回りと右回りではパフォーマンスの差が激しい。だから今年はマイルCSではなく秋天に出るということ。血統的にもクロフネ産駒は2000mを超えると壁にぶつかる。実際先週時点でクロフネ産駒の2000m?2200mの距離実績が0-0-0-13。左回りは良くても2000mがキツイ。
6.ユーキャンスマイル
前走は距離が短いと判断して軽視していたが、ハイペースの中戸惑わずに上がり33.6の脚で差し切ったのは良い内容だった。菊花賞3着、春天5着とG?でも崩れて左回りは3戦3勝。相手なりにいつも善戦している馬だが、何となくここでは力が一枚足らないような印象。3歳春は内にヨレる癖や気性が影響していいたが、今はそれも解消されている。だが、ここで通用するとしたらハンデ戦とはいえ前走ジナンボーに接戦というのは物足りない感じ。
7.スティッフェリオ
前走は単騎でスローで逃げることが出来、なおかつ後続に競られず、4角でセーフティーリードが取れたかなり恵まれたレースだった。ハイペースの前付けでも大崩れしない馬だが、東京2000mはその上もう一段階脚を使えないと厳しいコース。今回アエロリットが乗り慣れている戸崎なので、そう簡単にスローペースにはならない。同じような位置にダノンやサートゥルナーリアが構えるし、展開的にもキツイ。
8.マカヒキ
昨年は札幌記念の内容から狙ったが、大きく出遅れた上にヨレて失速。大阪杯こそ馬群を割って突っ込んで来たが、宝塚記念では全く見せ場が無かった。終わった馬とは思えないのだが、1番変わったのはエンジンの掛かり具合。最近はとにかくG?でも位置を取れないくらい反応が鈍い。そのため、外回りの京都記念でも何とか3着という内容。東京は直線が長いとは言え、ただでさえ前に行けないこの馬にとって、全盛期のような一瞬の加速力を使えないのは非常にマイナス。位置をあえて取りに行っても、毎日王冠のように垂れるとなると厳しい。