オールカマーの1番人気馬

先程の京都大賞典とは若干格が落ちますが、オールカマーも荒れることが比較的少ないレースです。そして、オールカマーの1番人気馬の着順とオールカマー後の最初のG?着順には奇妙な関係があります(G?になった1995年以降)。

1995年:1着ヒシアマゾン→JC2着
1996年:4着マヤノトップガン→春天2着
1997年:1着メジロドーベル→秋華賞1着
1998年:1着ダイワテキサス→秋天9着
1999年:3着ダイワテキサス→秋天9着
2000年:1着メイショウドドウ→秋天2着
2001年:4着ダイワテキサス→秋天5着
2002年:6着ゴーステディ→秋天18着
2003年:1着エアエミネム→引退
2004年:4着ハイアーゲーム→菊花賞11着
2005年:5着ヴィータローザ→G?出走せず
2006年:5着エアシェイディ→安田記念16着
2007年:1着マツリダゴッホ→秋天15着(→有馬1着)
2008年:1着マツリダゴッホ→JC4着(→有馬12着)
2009年:2着ドリームジャーニー→秋天4着(→有馬1着)
2010年:2着ドリームジャーニー→有馬13着
2011年:1着アーネストリー→秋天14着
2012年:4着ルルーシュ→有馬8着
2013年:3着ダノンバラード→秋天16着
2014年:16着サトノノブレス→秋天8着
2015年:2着ヌーヴォレコルト→エリ女2着
2016年:1着ゴールドアクター→JC4着(→有馬3着)
2017年:2着ステファノス→秋天10着
2018年:1着レイデオロ→秋天1着(→有馬2着)
2019年:4着レイデオロ→？

オールカマー3着以下だとその後の最初のG?の成績が0-1-0-8です。1はG?4勝馬マヤノトップガンです。オールカマー→秋天が壊滅的なのは全くコース形態が違うからですね。レイデオロはそれを跳ね除けて勝ちましたし、少なくとも昨年のこの時期は非常に強かったです。2007年と2008年はマツリダゴッホが、2009年と2010年はドリームジャーニーが2年連続1番人気で好走していました。2頭とも最初の年は秋天凡走→有馬で勝ちましたが、次の年は見せ場なく大敗でした。そしてその後のG?で1度も馬券圏内はありませんでした。まさにG?で戦う力としてはピークが過ぎたことの表れです。レイデオロはドバイで勝ち馬から2秒以上差を付けられて大敗、宝塚記念も1秒以上の差で大敗、リフレッシュさせたはずがG?で4着。福永も藤沢調教師も馬に全く進む気が無かったことを認めていました。2走連続大差の凡走が影響したのか、昨年と違いドバイとオールカマーの間に、道悪の宝塚を挟んだのか、とにかく精彩を欠き過ぎです。敗因はメンタルな感じが強そうですね... 一言で言うと京都大賞典のエタリオウと同様「負け方が悪い」です。
結局今年のJCは、秋天好走の金子組とスワーヴリチャードが中心な気がしますね。