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2019/12/19 18:18
2019 有馬記念 見解?
9.アーモンドアイ
言わずと知れた現役最強馬。あの瞬発力は凄まじいものがあるし、世界で大きなレースがある度にアーモンドアイがいなくて良かったと言わしめるレベル。リップサービスもあるだろうが、エネイブル陣営がそういうのだから世界でもトップクラスの馬という位置付け。弱点を探せば探す程お手上げなのは否めないが、唯一挙げるとしたらこのコースへの適性だけだろう。本来有馬記念に出走するつもりは無かったように、陣営も広いコースでこその馬と考えているのは確か。馬場は良馬場でこその馬だろうが、道悪で突き抜けていたようにそんなに気にすることではなさそう。普通に考えたらこの馬が勝つ。だが、馬券はともかくこの馬に勝つにはどういう展開なのか、あるいは可能性があるとしたらどの馬か、そういうパターンで予想せざるを得ない。出走してきたことに感謝。
10.サートゥルナーリア
前走は発走直前にテンションが上がってしまい、レース中ずっと力んで走っていた。これはダービーの時も同じだった。ダービーより秋天の方がまだマシだったが、ここが大きな課題。瞬発力にかなり特化した馬なので、長い脚が求められる東京より中山の方が良い。負けた2戦はそういう気性面による影響だが、同時に左回りによる敗戦でもある。そういう現状である以上、右回りの中山は間違いなくプラス。リップサービスもあるだろうが、スミヨンはこの馬に乗りたくて来日したとも言っている。エリ女ではラッキーライラックの新味を引き出し、香港マイルではアドマイヤマーズで香港勢を撃破。人気はアーモンドアイがある程度かぶるだろうし、このくらいの人気のスミヨンは怖い。ここは一矢報いて欲しい。
11.キセキ
凱旋門賞は日本馬の中では最高着順と頑張っていた。レース振りはいつもと違っていたが、前哨戦でこの馬のレースをしてあっさり交わされていただけに良かったとは思う。ただ、フィエールマン、ブラストワンピースには大差で完勝というのが逆に危ない。前者の2頭はそもそも直線で余力が無かったので、後半は追われていなかった。キセキの場合、3000mの不良馬場で勝ったように、スタミナと道悪という意味で余力があったのではないか。そのため、2頭に比べればずっと追われていた。ということは、全力中の全力を出し切ったとも言える。もう一度凱旋門賞を見直して欲しいが、上位入着馬以外は歩いていたレベル。それくらい厳しい馬場だったということ。2017年の秋天キタサンブラックも、あの年の秋3戦で負けたのが不良馬場の秋天後のJC。その年の春で負けたのが、ディープ超えのレコード勝ちをした後の宝塚。キセキ自身も、昨年秋4戦目の有馬記念の前は世界レコードのJC。どんな強い馬も必ずダメージは蓄積される。ここは厳しい。
12.クロコスミア
エリ女3年連続2着は立派だが、通用したのは牝馬限定で今回は引退レース。スローペースで逃げ、先行が濃厚な展開でないと買えない。