2020 フェブラリーS見解?

１．ブルドッグボス
JBCスプリントはコパノを僅差で振り切っての勝利。元々1200mでは中央でもオープンクラスでやれていた力のある馬。ただ1600mは長い。地方では1600m以上の経験があるものの、相手関係的に勝たないとおかしかったレベル。実際最近の戦績を見ても1400mになるとパフォーマンスを落とす。小回りであればある程度誤魔化しが効くかもしれないが、東京1600mはそうはいかない。

２．アルクトス
前走は初のG?でゴールドドリームに先着と立派な内容。ただゴールドドリームが全然仕上がっていなかった恩恵もあった。東京コースは抜群の相性であり、実績的にもそこそこ売れるはず。そういう意味では消し要素は少ないが、ドリームキラリと肉薄した3走前の内容が物足りない。あの時完全に前有利の展開で、なおかつドリームキラリは59kgだった。それでも中々脚を伸ばせなかったように、中央G?で好走するには根本的な脚が足らないと思う。

３．ワイドファラオ
前走は斤量も響いてかバテず伸びずの5着。ユニコーンSをハイペースで押し切ったように、コース適性は間違いなくあるがそれ以来どうも今ひとつなレースが続いている。この馬はワンペースで伸びる馬だけに、ハナを切ってマイペースが理想。ただインティが今回はある程度主張するだろうし、ワイドファラオは陣営のトーンとしては恐らく控えるはず。ただそれでインティを交わせるイメージが湧かない。かと言って後続の他の馬に1頭も交わされない感じもせず、結局また5着辺りに落ち着きそう。他に買いたい馬がいなければ△の1番下で買うかもしれない。

４．タイムフライヤー
武蔵野Sは展開の恩恵もあり2着と好走。この馬は1度逃げたこそ経験こそあるものの、ダートだとまず前に行く程の脚が無い。また、控えたら控えたで突き抜ける程の差し脚が無い、いわゆるジリ脚タイプ。そのため前走のようにワンペースで垂れず伸びずの8着というような着順が多い。となるとG?では使える脚という意味で好走は難しいように思う。

５．インティ
前走は斤量、控えた競馬で好走したことは大きな収穫だった。武豊も操縦性という面でこれまでとは違ったそう。昨年逃げて3着以下を突き放しているように逃げるのがベストだろうが、2,3番手くらいであれば許容範囲。後は先行勢がどれだけこの馬をマークし、楽にさせないかが鍵になる。ワイドファラオがハイペースでこのコースを勝ち、前走も58kgでなおかつ距離不足だったことから、この馬の出方が気になると思う。普通に勝つ可能性、何かに差される可能性は同等な感じで、それ程では無いがそれ以下の可能性もなくはない。強い馬だが今回は対抗に留める。

６．ミッキーワイルド
前走はプロキオンSと違い全く見せ場が無かった。買ってはいたが、陣営曰く休み明けで調教本数が少なく急仕上げで出来が戻っていかったとのこと。とはいえ、負け過ぎな感が否めない。仕上がり途上と言う意味ではワンダーリーデルもそう。前走完敗のモズアスコットはともかく、インティやその他上位人気馬に先着出来るイメージがわかない。前走の内容からここは出来が上向いても厳しいと思う。

７．ヴェンジェンス
前走は外枠からスタートを決めて、これまでより前目で競馬してよく伸びていた。勝った馬は強い競馬をしていたし、インティにも先着。今は多少砂を被っても大丈夫(それでもリスクはあるので外を回すと思うが)だし、安定感が出てきている。後は左回りより右回りの方が良く、ワンペースの左回りでどこまで良いレースが出来るか。自在性のある脚があるし、ここは抑えておいた方が良い。

８．キングズガード
この歳になっても毎回脚は使うのは凄い。ただ、いかんせん位置を全く取れない。かと言って本来1400mが主戦だったように、前に取り付くとその分1600mで突き抜ける程脚が残らない。そのためみやこSのように中距離でよっぽどのハイペースでないと現状キツい。過去にハイペースだった当レースでもダメだった以上、今年買う理由は無い。