無観客競馬

ついに競馬界でも新型肺炎に対する緊急措置を取りましたね 遅過ぎるくらいだと思いますが...
でもこうなることである意味馬にも影響が出ますよね。無観客になるということは、当たり前ですが周囲の音が一気に小さくなるということです。つまり、環境が大きく変わるというわけです レース、パドック中にしても馬は耳を色々な方向に向けたり、顔を気になる方に向けて動いていますよね。それは馬の性格にもよりますし、それによって走りにも影響します。私の好きなサートゥルナーリアも環境の変化が、凡走した際の一因とされていました。
今回馬にとって気になる要素の一つ「音」が実質除外される環境になります。ということは、特にこれまでテンションが上がったりイレ込みやすい馬にとっては、かなり条件が好転しますよね そういう馬に限らずともパフォーマンスを上げる馬はいそうです。世界陸上やオリンピックでの陸上を見た時に、よく走り高跳びなんかで競技前に拍手を煽ったり、静かにしてってパフォーマンスする選手見たことありませんか？ あれは少しでも自分の心理的にプラスになるような環境を意図的に作り出して、結果に繋げるための重要な行動とも言えます。心と身体は常に隣り合わせですからね。同じように馬も周りが凄く静かになることで、もしかしたら集中力や走る気にプラスに出ることだって全然ありそうですよね。ネタにされがちな福永の敗因コメントのように、思いもよらない所に要因というのはあるんだと思いますし。
今週末(来週以降もしばらく？)は、イレ込みやすい馬や気性難がある馬を厚く買うのも手かもしれませんね。今回は特殊なケースだけに、実際の所はどうなるか分かりません。特殊なケースだからこそ、予想する側も何か変える必要があるかもしれませんね...

追記
逆に戸惑う馬もいそうですね... 予想する側は基本的に馬が何を考えてるか分かりません(笑) 馬に関わる仕事をする人たちですら、分からないことだらけのようですし。となると頑張って走って好走すると歓声が上がってそれが楽しい、って馬も中にはいるんじゃないですかね そんな馬からしたら、歓声が無くてあれ？？？みたいな(笑)