2011年と2020年のオーシャンSの関係性

今年のオーシャンSのメンツを見ていて頭に浮かんだのが、2011年のオーシャンSと非常に似ているということです。何が似ているか... ザックリ言うと想定1?3番人気の位置付けです。
オーシャンSは、シルクロードSや阪急杯と同様高松宮記念の前哨戦の一つです。スプリント路線はノーザン、社台系の馬が力を入れている路線では無いので、基本有力馬は怪我やアクシデントが無い限り前哨戦を使うのが慣例となっています。今年は前年のスプリンターズS1,3着馬のタワーオブロンドン、ダノンスマッシュが出走しますね。そして昨年のスプリンターズSには出走しなかったものの、実績馬ナックビーナスがいます。この構成2011年とまるっきり同じです。
何が同じかというと、まず前年のスプリンターズS好走馬2頭が翌年の初戦で同一レースに出走するということです。これは過去に2011年くらいしかありません。そこで2011年のオーシャンSを振り返ると、勝ち馬は2010年スプリンターズS4着(2着入線降着)のダッシャーゴーゴー、2着に同レース2着(3着からの繰り上がり)のキンシャサノキセキ、そして3着に別路線組のレッドスパーダでした。なお、2010年スプリンターズSの勝ち馬は人気薄でしたが、スプリント大国の香港馬です。
今年も似てますよね。前年のスプリターズS上位馬2頭+別路線組が1,2,3番人気という構成です。
それを踏まえて想定1,2,3番人気に絞った上での
様々な組合せに着目します。先程挙げたレッドスパーダは別路線組で横山典弘でした。では今年人気の別路線組のナックビーナスは...
キンシャサノキセキ、レッドスパーダは関東馬でダッシャーゴーゴーは関西馬で関東馬:関西馬が2:1。今年はタワーオブロンドン、ナックビーナスが関東馬でダノンスマッシュが関西馬です。
ダッシャーゴーゴーは川田×安田隆行厩舎でしたが、ダノンスマッシュは...
このレースは別定戦なので実績馬が斤量を背負わされます。キンシャサノキセキがトップハンデで外国人騎手でしたが、今年のトップハンデ馬のタワーオブロンドンの騎手は...
キンシャサノキセキは追込み競馬で、ダッシャーゴーゴーとレッドスパーダは先行競馬。タワーオブロンドンとダノンスマッシュ、ナックビーナスの脚質は...
あまりにも共通点が多過ぎます。ダノンスマッシュもタワーオブロンドンも前年のスプリンターズSでマグレで好走した馬ではありませんよね。ナックビーナスも別路線組とはいえ牝馬で58kgを背負って好走し、過去のオーシャンSの実績が物語っているようの中山の鬼です。そして他にこれから台頭しそうなスプリント界の新星的な馬も見当たりません。ここはもうこの3頭の決め打ちでいきます。

チューリップ賞と弥生賞も堅いと思います。