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2020/03/05 18:37
ヒューイットソン騎手について
正直???って感じですよね(笑) レーンが来日した時もこんな空気でした。レーンは来日前から上手い騎手だと分かっていたので、あれだけの活躍をしたのは納得でした。
ヒューイットソンも十分上手い騎手だと思います。 ただ、直線の短いコースや多頭数で馬群を割る競馬、あるいはその両方が合わさった条件の時の判断と位置取りが気になります。
彼は22歳で南アフリカのリーディングとなり、最近は香港で騎乗していました。両国とも直線の短いコースが少なく、両幅が広いコースがメインです。そのため特に南アフリカでは詰まり通しになることがほとんどありません。なので、日本というより、中山がどうなのかという感じはします。つまり、中山で結果を残すかもしれませんがらどちらかというと積極的に買うなら東京開催でしょうね。
同世代のレーンやマーフィーはこの件に関して不安がありませんでした。オーストラリアでのメールドグラースとリスグラシューのレースがまさにそうですが、オーストラリアは直線が異様に短かったり極端な多頭数が多く、仕掛けと位置取りに対する判断力がかなり培われます。マーフィーに関してもヨーロッパを渡り歩いてゴドルフィンの専属騎手となり、あの若さで場数を踏んでいる騎手です。この2人は差し馬で先行したり、逃げたことない馬で逃げたりというレースがよくあり、判断力に長けていますよね。
ヒューイットソンは昨年?今年にかけて香港で243戦3勝という不名誉な記録を作りました。香港と南アフリカの成績の差は何か、馬質です。香港はラビットが容認されていて、現地の競馬新聞にも例えば「今回は出来が悪く結果は求めない」、「調教代わり」、「逃げる競馬を試せれば良い」、といった内容が当然のように載っています。そういう馬にヒューイットソンは多く騎乗していたイメージがあります。仕上がっていない馬や調教代わりの馬で好走なんて無理がありますよね... 若手ですし本人もハナから経験を積むことを重視していたのかもしれません。また、香港はモレイラとパートンに馬が集まるので、外国人騎手が跳ね返されることがよくありますし、香港の成績は気にしなくて良いです。デムーロも香港で良い馬に乗れなかった、と以前嘆いていました。
レーンやマーフィーが強烈だったのでそこと比較すると微妙ですが、上手い下手で分けるなら上手い部類です。日本で最強とされる馬でも凱旋門賞を勝てないのは、馬場適性が大きいですよね。同じように騎手にも適性があります。アッゼニをご存知でしょうか。彼はヨーロッパだと超一流騎手ですが、日本だとなぜか下手になります。ミナリクもドイツでは複勝率50%を超えていますが、日本だとどうもイマイチです。レーンやマーフィーみたいにドンピシャにハマるタイプもいれば、そういう騎手がいるのは仕方ないですね
どういう結果を残すかお手並み拝見です