毎日杯の超強力データ

2019
1着ランスオブプラーナ:34.4(逃げ馬)
ノ(デ)2着ウーリリ:34.0(前走新馬)
社(デ)3着ヴァンドギャルド:33.9(2回)

2018
ノ1着ブラストワンピース:33.3
社(デ)2着ギベオン:33.7(2回)
ノ3着インディチャンプ:33.8

2017
ノ(デ)1着アルアイン:35.1(G?馬、3戦中2戦重馬場)
ノ(デ)2着サトノアーサー:32.7
母父デ3着キセキ:33.4

2016
1着スマートオーディン:32.9(3回)
ノ2着アーバンキッド:33.6(2回)
社3着タイセイサミット:33.5

2015
社1着ミュゼエイリアン:33.5
ノ2着ダノンリバティ:33.3(2回)
デ3着アンビシャス:34.0(重賞勝ち馬)

2014
1着マイネルフロスト:33.3(2回)
2着エイシンブルズアイ:33.5(2回)
ノ(デ)3着ステファノス:33.8

2013
デ1着キズナ:33.8
ノ2着ガイヤースヴェルト:36.6(今回初芝)
3着バッドボーイ:32.8(2回)

2012(重馬場)
ノ(デ)1着ヒストリカル:32.8(2回)
社(デ)2着マウントシャスタ:35.0
社(デ)3着スピルバーグ:33.2(2回)

2011
ノ1着レッドデイヴィス:34.1
社(デ)2着コティリオン:33.8
ノ(デ)3着トーセンレーヴ:33.3

2010
1着ダノンシャンティ:33.5
ノ2着ミッキードリーム:34.3
ノ3着リルダヴァル:33.2

2009
ノ1着アイアンルック:34.8
社2着ゴールデンチケット:34.9(前走地方ダート)
ノ3着アプレサンレーヴ:33.8

2008
1着ディープスカイ:33.4
ノ2着アドマイヤコマンド:35.0(前走新馬)
3着ミダースタッチ:35.4(前走ダート,社台と関わりが強いグランド牧場)

2007(稍重)
1着ナムラマース:33.9
2着ヒラボクロイヤル:34.0(重賞勝ち馬)
ノ3着ニュービギニング:34.3

ノ:ノーザンファーム、デ:ディープ産駒

毎日杯は堅い決着が多い重賞です。それは上がりが使える馬でないと厳しいレースだからです。前提として、阪神1800mというコースがそもそも脚を溜めやすく直線が長いため、キレる脚が使える馬での決着が多くなります。1800m理論と呼んでいるのですが、東京、京都での1800mでもそうです。毎日王冠なんか典型例で、ダノンキングリーがあの出遅れからアエロリットを差しましたよね。つまり、阪神1800mも同様に展開云々より瞬発力があるかの方が重要です。
1800mで行われて以降の1?3着馬の、それまでの最速の上がりを列挙しました。かなり昔でも上がり33.9以下の脚を使ったり、上がり最速の経験が多い馬がよく来てます。そして上がり33.9以下を使っていなかった馬、これまでダート中心で芝での走りが未知数だった馬に多く共通しているのが、ノーザン系の馬という点が挙げられますよね。毎日杯は今後のクラシック路線や中距離路線へのステップアップレースとして、非常に需要な意味合いを持ちます。だからノーザン、社台系の馬はこのレースに期待馬を多くぶつける傾向が強いため、堅いレースが多くなっています。特に近年は馬場造園課の技術向上で、時計が出やすくなっていますよね。それに比例してノーザン系の馬がより台頭してきてると感じませんか？ そしてキレる脚といえばディープ産駒ですが、近年の好走馬を見れば一目瞭然で、いかにこのレースでキレる脚が大事かを物語っていると思います。ちなみに今週末は雨予報ですが、重馬場だった2012年はどうだったでしょう... また、前走新馬戦だった馬で来ている2頭もノーザン生産馬と、仕上げる技術が上手いことを意味していますよね。
では今年の出走馬はどうでしょう。上がり33.9以下、上がり最速の経験が多い、ノーザン・社台系、ディープ産駒... 答えはもう出てますよね。