1607件のひとこと日記があります。
2020/04/04 19:18
2020 大阪杯 見解?
1.ロードマイウェイ
前走は致命的な出遅れが全て。レース自体超スローの瞬発力勝負となり2番手のサトノソルタス、逃げたダイワキャグニーが残ったように展開も向かなかった。2走前まで5連勝しているが次第に2着馬との着差が詰まっているように、本質的にはG?で勝ち負けレベルだと思う。瞬発力勝負でこのメンツ相手に好走はキツそうで、前に行けてもコース形態上有力馬が早めに仕掛けて来る。ここは厳しい。
2.サトノソルタス
前走は藤岡康太の騎乗が上手かった。そもそも2走前道中詰まりっぱなしの騎乗内容で5着だったので、巻き返し必至ではあった。この馬は力はあるが詰めて使うとパフォーマンスを落とす。青葉賞は東京2400mの8枠18番で度外視出来る余地はあるが、マレーシアCは輸送と間隔が詰まったことによる影響が敗因として挙げられていた。無論、堀調教師はそのことをよく分かっており、休み明けで輸送が無いノベンバーSでは仕上がりが良かったため、スミヨンを乗せたということ。今回G?で初の右回り、そして関西圏の輸送も初めて。競馬以前に仕上がりをピークに持っていけないと思う。
3.ブラストワンピース
前走は外を回った馬(ラストドラフトなど)が故障馬による不利を受けた点、ルメールの完璧な騎乗を考えると、内に行かなかったら勝てていたか微妙な所。川田の好判断の賜物とも言えるレース振りだった。G?馬で力があるのは確かだが、2000mは気持ち短い。新潟記念、札幌記念こそ勝ってはいるが、前者は相手に恵まれ過ぎで後者はこれも川田の好騎乗。昨年は出遅れた上に外を回すロスが響いての敗戦。道悪自体は有馬記念でこなしているように、距離が若干短い2000mで「外を回す」騎乗では厳しいということが明らかになっている。つまり、この枠とAJCC、札幌記念の勝ち方を踏まえると、川田は内に拘って競馬をする可能性が高い。ただ、スタートがあまり良い馬ではないので、この馬に関しては1角までの入り、位置取りが結果を大きく左右する。力はあるが人気馬の中では1番注文が付く。勝つか馬券外かという戦績なのはそういう点が背景にあり、川田でなかったら切ると思う。
4.ワグネリアン
前走はロス無く完璧に立ち回っていたが、ジリジリとしか伸びず3着。同じく内目を通ったスワーヴ、カレンが勝ち負けしていたように、決して内が死に馬場というわけではなかった。道悪自体適性はあったし、とにかく神戸新聞杯以降成長が今ひとつな印象。同世代ではそれで勝ち負け出来ても、古馬になると上の世代や同世代で成長してきた馬がいるため、3,4,5着をウロウロするような戦績になってしまう。ディープ産駒はいわばエリート血統で仕上がりの早さが一つの武器。それだけに早い段階でピークを迎えてその後サッパリな馬がよく見られる。マカヒキが典型的な例。この馬が来るとしたら、他の上位人気馬が何頭か下手な騎乗をする時で、良くて4着だと思う。中途半端に抑えるくらいなら消した方がマシ。
5.ラッキーライラック
前走は休み明けで+11kgの馬体、気持ち短い1800mといかにも叩きのレースだった。それでも本命にしたのは、エリ女でスミヨンが新味を引き出して馬がレベルアップしたように感じたため。同距離、休み明け、+10kgの府中牝馬Sでの仕掛けてからの伸びと比較すると、前走は反応が悪くてもちゃんと伸びてきていた。この伸びの差は使える脚に幅が広がったためだと思う。前走負かされたダノンキングリーは、中山記念前の週に触れたように、距離適性を見定めるためある程度仕上げていたと考えるのが妥当。今回ダノンとの斤量差が広がるし距離も1F伸びる。先行馬が少ない状況でこの枠なら好位をスムーズに立ち回れる。伸び代、買い材料が多くここは本命にしたい。
6.レッドジェニアル
前走は休み明けが響いたのか馬に進む気が無かった。神戸新聞杯も最後止まっていたし、休み明けはイマイチなタイプなのかもしれない。大きく垂れないのがこの馬の強みなのだが、そこから伸びが無い。そのためG?でもG?でも着順がそんなに変わらない傾向が続いている。現在最低人気だが、何だかんだで今回もそこそこ走って来る可能性は十分ありそう。