1607件のひとこと日記があります。
2020/04/30 17:53
2020 天皇賞(春)見解?
1.モズベッロ
前走はやはりもたれる癖が出てしまい、まともに追えない中での2着。ミッキースワローに張られた影響もあった。日経新春杯から斤量が6kgも増えるのは懸念点だが、前走時で4kg増をこなしていた。京都は非常に相性が良いコースでもあり抑えたいところ。
2.エタリオウ
前走は4角で一瞬突き抜けてくるかと思ったが、近走と同様直線に向いてからパッタリ止まっていた。3走前からブリンカーを変えたことで位置を取れるようにはなったが、そこから伸びて来ない。陣営も気持ちの問題と言っており、春天で無茶な競馬をしたことで前向きさに欠けてきたのかもしれない。昨年はまだ状態が良く4着だったが、今年は昨年より流れが悪い。フィエールマンはともかく力を付けているユーキャンスマイルや、日経賞で先着された馬が揃って出てくる。厳しいと思う。
3.トーセンカンビーナ
とにかくゲートが絶望的に悪い。それでいてこれだけの決め脚が使えるので、ゲートを奇跡的に出たらと思いたくなる。ただこの形でここまで来ただけに、今回も同様の戦法を取るだろう。阪神大賞典組は勝ったユーキャンスマイル以外は評価しておらず、実際2?8着まで0.3秒以内。3000mを走ってこれだけ団子で決着するのは珍しく、だからこそ勝ち馬以外横一線のレベルだったともいえる。この馬の2着も外を回していれば、また着順は変わっていた。春天で実質最後方に近い位置から好走するのは、能力が余程無いとキツいと思う。
4.ダンビュライト
JC以来の去勢明け初戦。秋天やJC前に大暴れしていたことからも、去勢しただけでかなりパフォーマンスは上がりそうなイメージはある。ただ武豊が非常に上手く乗った皐月賞以来、気性の荒さが出ていない時でもG?で結果が全く出ていない。ただ逃げそうな馬が同じ音無厩舎のスティッフェリオくらいしかいないので、そういう意味では万に一つビートブラックが勝った年のような展開になると不気味ではあるが。
5.ミッキースワロー
前走は外に寄れてモズベッロの進路を邪魔する形にはなったが、着差以上の完勝。ここ1年で圏外だった2戦は道悪と不利によるもの。古馬になってからのG?は脚は使っているものの、位置が後ろ過ぎた。菊花賞の敗戦は極端な道悪による影響があり、京都新聞杯の敗戦は騎乗ミス。どれも外的要因による敗戦で、スタートを決め道悪でなければ、G?でもある程度やれる馬。そこに長距離の横典とあれば買いでしかない。ハンデ戦で重いハンデを背負い慣れてるし、ここはG?で初めて馬券に絡むチャンス。
6.スティッフェリオ
前走は差す競馬に徹して好走と、次につながる好内容だった。G?くらいまでなら先行して好走を続けられたが、G?・G?になってくると展開に余程恵まれないと先行して結果を出せていなかったので、今回もそこまで逃げに拘らないだろう。後は前走先着された馬とフィエールマン、ユーキャンスマイルとの力関係。オールカマーこそミッキースワローには先着したが、あれは位置取りの差もあった。ただ前走はタフな競馬で上がりが掛かった影響もあったし、それとはまた変わってくる今回はマイナスだと思う。穴に抑えたい馬ではある。
7.ユーキャンスマイル
前走はメンツもそうだったが、岩田の乗り方も上手だった。ダイヤモンドSでもあのような競馬をしており、馬群や内を立ち回ってそこから伸びて来られるのは非常にプラス。58kgも2回経験しており、かなりの強敵揃いだった秋天では上がり最速、道悪で伸び切れなかったJCでも5着とここ1年で力も付けている。岩田でないのはマイナスでしかないが、やはりフィエールマンの対抗馬という評価が妥当。