2020 NHKマイル見解?

１０．ハーモニーマゼラン
前走は逃げたカリオストロにピッタリ付いてく厳しい展開だったが、よく6着に持ち堪えたと思う。2走前も2番手の馬に終始突かれての完勝だし、結構しぶとい馬。瞬発力勝負よりはこういう展開の方が良いので、レシステンシアがいることはプラス。ただ2走前サクセッションに千切られ、サクラと僅差なあたりOP大将な感が否めない。

１１．ラウダシオン
前走はスタートが決まりスムーズに運べたが、2走前と同様1頭差されるような展開だった。ワンペースな馬なので、控えるよりはこういう競馬の方が向いていると思う。ただ、武豊曰くここ2走は奇跡的にスタートが決まっているだけとのこと。まだゲート内でうるさい仕草があり、そこは大きな懸念点。また、朝日杯の内容からも1600mは微妙に長い。

１２．ボンオムトゥック
前走は出遅れが痛かった。最後は追い詰めているだけにもったいなかったと思う。新馬、未勝利と負かされたライティアやスマートリアンはそんなに弱い馬でもなく、2走前は番手から上がり最速で勝つ非常に良い内容だった。クロフネ×ダメジャーといかにも東京1600mで走りそうな血統なのも怖い。ただアーリントンC組は勝ち馬以外は軽視しており微妙な所。

１３．ニシノストーム
小倉芝1200mを中心にローカルコースしか使われておらず、さすがにここでは厳しい。前走の勝ち方は14番人気とは思えないない内容だったが。

１４．ルフトシュトローム
前走は弾かれる不利がありながらもよく伸びてきた。ウインの方が位置取りを考えれば大きな不利だが、この馬は内から弾かれ、外の馬にぶつかるという2段階のロスがあったとも言える。この馬の良い所はとにかく機動力に優れる点。1,2戦目はムチを1回も使われず、騎手が促しただけでエンジンが掛かっていた。前走はペースを見越して位置を下げるも、4角で抜群の手応えだったそう。だからこそ着差は小さいものの、1回しかムチを使っていないという結果に繋がったのかもしれない。前走のインパクトが強いがスタートが悪い馬でも無いし、同じ無敗の3連勝馬でもサトノよりこの馬だと思う。同じ中山1600mでも、時計も上がりも詰めてきている点も評価に値する。ここは面白い1頭。

１５．ソウルトレイン
前走はハイペースを前目に付けてよく粘っていた。ただ東スポ杯で大敗しているように、東京での末脚比べになると分が悪いように思う。

１６．ストーンリッジ
前走は岩田Jr.の乗り方が良くなく、好スタートから謎に控えて下がってしまうロスが響いていた。新馬戦の時は相手に恵まれたこともあるが、2走前2番手から押し切れなかった当たり、控えるとキツイタイプだと思う。G?実績に乏しい松田に乗り替わりたいのも、勝負気配を感じない。

１７．サトノインプレッサ
前走は大出遅れから内に潜り込んでアルジャンナを目標に差し切り勝ち。ただ、ずっと道悪での競馬でしかもここ2走の出遅れ方は気になる。さすがにこのメンツであのような出遅れでは巻き返しは厳しい。これまでは時計が掛かりメンツにも恵まれていた分何とかなったが、今回はそうはいかない。仮にスタートが良くても、パンパンの良で時計勝負の経験が皆無なのは痛い。

１８．ウイングレイテスト
前走は厳しい枠から外を回り、なおかつ不利を受けての3着。展開利こそあったがあの伸びは中々の内容だった。3走前はビアンフェの逃げに巻き込まれての失速で、2走前は休み明けで仕上がりが今ひとつだった。凡走時の敗因は力負けでないことははっきりしており、前走あれだけの内容で走れたことからも穴として面白い。良い脚を使えるし京都では馬群を割る競馬で好走している。ここは面白そう。


現予想
◎ルフトシュトローム
◯タイセイビジョン
▲レシステンシア
△ウイングレイテスト

先週2016年・2020年のNZTとNHKマイルが似ていると比較したが、比較したレインボーラインとウイングレイテストがいずれも大外枠、メジャーエンブレムとレシステンシアが2枠、NZT勝ち馬ダンツプリウスとルフトシュトロームは外目の偶数枠と枠の配置、構成まで似ている。そしてメジャーエンブレムとロードクエスト、レシステンシアとタイセイビジョンと、中心視されている1.2番人気の馬が内枠で隣同士という点も共通している。