コラムその35 「ギャンブルと還元率」

皆さんはギャンブルがお好きですか？競馬をされている皆さんには否定は出来ないでしょうか（笑）もちろん競馬の他にもたくさんのギャンブルがあります。私はギャンブルは運だけでは勝てないと思ってます。運だけで勝てないならしっかりと勉強しましょう。「ギャンブルの神様なんていないんです（笑）」本日はギャンブルとその還元率の話をしたいと思いますので是非お付き合い下さい。
では、まずは下の表をご覧ください。

FX 約99％
カジノ全般 約97％
パチンコ、パチスロ 約85〜90％
競輪、競艇 約75％
オートレース 約70〜75％
競馬 約70〜80％
スポーツくじ（toto）約50％
宝くじ 約45％

これが主なギャンブルの還元率となります。還元率とは簡単に言うと、賭け金（投資額）に対していくら払い戻されるかの割合の事です。例えば、還元率75％のギャンブルとは1000円の払い戻しの時に実質750円しか払い戻されない、という事です。つまり残りの250円は胴元の利益という事になります。競馬ならJRAや地方競馬（自治体）がこの胴元にあたります。この利益によってギャンブルが運営されているのです。いわば私達は手数料のようなものを払ってギャンブルを楽しんでいる、と言った所でしょうか。

そして表の通り、還元率の高いギャンブルはFXやカジノとなります。FXはギャンブルとは少し違うかも知れませんが、初心者でも勝ちやすいと言われています。基本的には上がるか下がるかなので分かりやすいのです。もちろん、大きく利益を上げる人は相当な努力をしていますが。またカジノは日本では現在禁止されていますが、去年の暮れカジノ法案の可決が話題になりましたね。カジノは97％の高い還元率ながら胴元が決して負けないですし、相当儲かります。

パチンコ、パチスロは85％〜90％と比較的還元率は高いのですが、色々な落とし穴（施行回数の多さ等）があり長期的に見ると負ける人も多く、中には多額の借金を抱える人もいるギャンブルです。ただ無茶をしなければ、その還元率の高さと面白さから手軽に楽しむ事が出来るギャンブルです。

そして、競馬、競輪、競艇、オートレースのいわゆる公営ギャンブルは大体75％程度の還元率です。この中で皆さんが普段されている中央競馬を例にとると、還元率を除いた25％のうち、10%が「国庫納付金」として農林水産省の予算となり、15%が「中央競馬会（JRA）」の収入となります。中央競馬の2016年度の売り上げ金は2.67兆円ですから、その中の25%というのは相当大きな金額だと言えるでしょう。
また予備知識として、馬券の種類におけるそれぞれの還元率も載せておきます。

単勝、複勝 80％
馬連、枠連、ワイド 77.5％
馬単、3連複 75％
3連単 72.5％
WIN5 70％

最後にスポーツくじ、宝くじですが、還元率それぞれ45％、50％と非常に厳しいギャンブルと言えます。投資した瞬間に半分は胴元に持っていかれます。しかしながら1等の当選金額は人生を変える程、破格なのでまさに一攫千金で夢のあるギャンブルです。ちなみに1等が当選する確率が約1000万分の1ですので、これはサイコロで9回連続で1を出す確率とほぼ同じです。簡単でしょうか？これがいかに難しい事か。是非やってみて下さい（笑）

このようにギャンブルには賭け手と胴元が存在します。言い方は悪いですが、胴元が利益を取って、残った金額を皆さんで取り合うのがギャンブルの基本です。すなわち、私達は共に同じ目標に向かう戦友であり、ライバルでもあります。でも、自分が勝ちたいが為に他人を蹴落とすと言う考えはやめましょう。なぜなら・・・「必ずギャンブルの神様は見ています（笑）」

ご精読ありがとうございました。