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2017/12/27 04:08
有馬とキタサンに対する所見
有馬記念についてあちこちネットの意見を見てるけどどうも感覚のズレを感じる。ただ意見を書くとあまりにも長文化してしまうため簡潔に書くと
・重要だったのはペースではなくて仕掛け所なのだが過去10年で比較してみてもあまりにも遅い。
・キタサンに早めに競りかけても逆に潰される論は正しくない。むしろ過去のレースを見ても長くいい脚を使ってくる相手に対して負けているしこの馬の良さは瞬間的に速いラップを刻んで勝負できる点なので仕掛け遅れたレースほど強い。
というあたりに集約されるかなと思う。
キタサンはそもそもは一瞬いい脚を使うがゴール前差されるというタイプだった。仕掛けが早めでも勝てるレースが増えたのは3、4角を上手く利用するようになったから。コーナーで速度を上げてしまえば自分も苦しくはなるが外から上がってきたい後続馬に対してもかなりロスを与えることができるからね。もちろんキタサン自身のパワーアップもあるのは確かだが本質的にはやはり長くいい脚を使うのは苦手。キタサンの過去の全レースの上がり3Fのタイムを見るとわかりやすい。
宝塚なんてわかりやすくてまず仕掛け所がかなり早い上にいつもと違って内を通せなかったことでより長く脚を使う競馬をさせられて崩れているからね。
だからキタサンに勝とうと思ったら基本的には早めに仕掛けて持ち味を引き出したいタイプが早めに仕掛けるなり位置を上げるなりするのが有効。JCや大阪杯はキタサンにリードを与え過ぎた結果としか言いようがないし、逆に今年の宝塚や去年の有馬はこの展開でキタサンに土をつけているわけだから。
結局みんなキタサンに負けただけでなく一瞬のいい脚でしか勝負できないクイーンズリングにも負けてるわけだから全然力出し切れてないよねというのはこの点を見てもわかると思うのだがなぁ。