3度の方向で覚醒したトランスワープ！

元々はダート路線でデビューした馬で3戦目で新潟ダート1,200m戦で初勝利を飾り
5戦目の中山ダート1,800m戦で2勝目をあげました。
その後に最初の方向転換として芝路線を歩む事になりました。

芝に転向後2戦目の東京2,000mで芝初勝利を飾ったのですが、何せムラ馬であって
強い勝ち方をしたと思うと、気分が乗らない時にはまったく走らなかったりで
厩舎側は悩んだ末に第二の決断をします。

それは将来へ遺伝子を残す事を諦め、一代限りの競走馬として全うさせようと騸馬（せんば）の道を選んだ訳です！

騸馬になってから運命的な出会いが有りました。
大野騎手との出会いです！

大野騎手騎乗で連続2着の後、一戦挟んでその後2連勝を成し遂げました。

勝ち方も強く、それまでのムラ駆けが一転して安定した走りとなり
先行して直線引き離すという条件クラスではワンランク上の走りでした。

そして初めて迎えたオープン戦で堂々の1番人気の支持を得たのです。

しかしレースでは直線失速して8着に惨敗しましたが、それでも差は
０６秒差と先行馬では唯一上位に残ってはいました。

ここで3度目の方向転換が実施される訳です。

先行でも重賞の一つは取れる馬でしたが、更に飛躍させようと
追い込み脚質に変えたのです。

これがトランスワープを覚醒させたわけです。

脚質転換一戦目の福島テレビオープンで最高上がりタイムを計上して
3着に入り脚質転換に自信を得た訳です。
そして次の函館記念では好メンバーの中で最高上がりタイムで重賞初制覇を飾ったのです。

この勢いは更に増して続く新潟記念でも最高上がりタイムで重賞2連覇を
成し遂げた訳です。

そして迎えるのがG1秋の天皇賞です。単に7歳馬だからと言って無視を
出来ない勢いがこの馬には有ります。

若い馬には負けずに、是非頑張って欲しい馬です！＼(＾▽＾)／