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2017/08/06 12:42
1走あたり賞金の問題
福永祐一の1着時の1走あたり賞金=1119万円である。
ちなみにこの数値は他の名騎手だと岩田・河内と同じくらい。
武豊とルメールが1300万円台で同じくらいである。
これを多いか少ないかを持って技術を評価するのは難しい。なぜなら
1)近年、重賞とG1の番組数上昇、さらに既存のG1の賞金値上げというファクターがあり、昔よりも近年の出走割合が高い騎手の方が高くなりやすい(もっと言えば地方・外国人騎手・若手に有利)
2)賞金の安い未勝利戦よりも賞金が高いメイン近辺の騎乗率が高い騎手の方が高くなりやすい・・・・このことは晩年になって乗鞍を絞っていた岡部やアンカツ、および調教師試験を受ける準備をしていた引退間際の田原や河内などをイメージすればわかりやすい
3)未勝利戦よりもメイン近辺の方が相対的に馬質が上がる騎手は高くなりやすい・・・これは近年の武豊や横山典弘などの大御所的ベテランが当てはまる
上記から、1着時の平均賞金の高い低いでその騎手の技術評価を下すのは非常に無謀な行為だとわかるw
本当に試みるのなら、クラスごとの馬質と結果と獲得賞金をそれぞれに細かく分けて表を作るところまでやらないと公正な指標にならない。
野球でいえば、三振が多いだけで選球眼が悪いと即断してるのに等しい愚かで単純な思考(実際はK/BBとかP/PAなどの指標を併せないと正しい選球眼の評価は出来ない)